転職エージェントの面談は予約後でも断れます。決めた時点で早めに、辞退の意思と今後の利用方針を明確に伝えることが大切です。
「一度予約したのに断って大丈夫?」「当日キャンセルは電話?メール?」「面談を断ったら退会になる?」という疑問まで、具体的な例文とともに整理します。
こんにちは!転職アドバイザーの夏目結衣です。毎日遅くまでの残業や、しんどい人間関係…本当にお疲れ様です。私もかつて「このままでいいのかな」と悩みながら、限界まで無理をして働いていた時期があるので、そのモヤモヤ痛いほどわかります。このブログでは、キレイごと抜きのリアルな葛藤や、エージェント業界のぶっちゃけ話も交えながら、あなたが自分らしい働き方を見つけるためのヒントを親身にお届けしますね!
転職エージェントの面談は予約した後でも断れる?

結論からいうと、予約済みの転職エージェントとの面談でもキャンセルできます。
「予約した以上は参加しなければ失礼なのでは」と心配する必要はありません。転職活動中は、応募状況や仕事、家庭環境などが短期間で変わることも珍しくないためです。
リクルートエージェントが2026年8月13日に更新した「転職エージェントの面談はキャンセル可能。ケース別のキャンセル方法とメール例文」では、面談前に転職先が決まった場合や、事情があって転職活動を中止する場合には、面談をキャンセルできると説明しています。
JAC Recruitmentも2026年4月22日更新の記事で、転職エージェントのサービスや紹介された求人を断ること自体に問題はないと説明しています。
むしろ、転職意思がないままサポートを続けたり、返信しないまま保留にしたりするより、断ると決めた時点で速やかに意思を伝えることが大切だとされています。
たとえば、次のような状況なら面談辞退を検討しても不自然ではありません。
- 他の経路で転職先が決まった
- 現職に残ることを決めた
- 転職活動そのものを一度休むことにした
- 別の転職エージェントを中心に活動すると決めた
- 仕事や家庭の事情が変わり、当面転職活動を続けられなくなった
ここで覚えておきたいのは、転職エージェントに登録したことと、必ず面談を受け続けなければならないことは別だという点です。
転職活動を始めたときには「もう今の職場から離れたい」と強く思っていても、数日から数週間の間に状況が変わることはあります。
異動が決まったり、上司との話し合いで働き方が変わったり、別の会社から内定をもらったり、家庭の事情が変わったりすることもあるでしょう。
私自身、転職活動をしていた頃は「せっかく担当者が時間を取ってくれたのに、断るのは申し訳ない」と考えてしまうタイプでした。
でも、支援する側からすると、利用する意思がなくなっているのに予定だけ残されるより、早い段階で状況を教えてもらったほうが次の対応を決めやすいのです。
「面談を断りたい=転職をやめたい」とは限らない
ただし、ここで一つだけ確認してほしいことがあります。
あなたが断りたいのは、転職活動そのものなのか、それとも今予定されている面談なのかという点です。
リクルートエージェントは、転職するか迷っている段階でもキャリアアドバイザーに相談できると案内しています。
2026年8月12日更新の面談に関する公式記事でも、転職意思が固まっていなくても相談でき、中長期的なキャリアについて話すことも可能だと説明されています。
また、リクルートエージェントではZoomによるオンライン面談や電話面談も一般的です。
つまり、「転職したくなくなった」のと、「仕事のあとに対面で面談する余裕がない」のは、まったく別の問題です。
毎日残業で疲れていると、仕事のあとに30分〜1時間ほど誰かと話す予定が入るだけでも重く感じますよね。
リクルートエージェントでは面談時間について30分〜1時間程度が目安とされていますが、方向性が固まっていない場合には長くなることもあると案内されています。
だからこそ、「面談がしんどい」という感覚だけで転職活動全体を終わらせる必要はありません。
転職意思は残っているなら、日程変更、電話面談、オンライン面談という選択肢もあります。
私はこの「転職をやめたいのか、面談条件を変えたいのかを切り分けること」が、面談を断る前に最も大切なポイントだと考えています。
特に激務の中で初めて転職活動をしていると、「面談をキャンセルする=転職活動に失敗した」と感じてしまうことがあります。でも実際には、日程や方法を自分の生活に合わせて調整することも転職活動の一部です。
転職エージェントの面談を断るタイミングは?当日は電話がいい?
面談を断ると決めたら、できるだけ早く連絡することが基本です。
そして連絡手段は、面談までの時間によって使い分けると迷いません。
状況 取りやすい対応
面談まで数日以上ある 決めた時点でメール
前日〜当日で時間に余裕がある 電話を優先し、必要ならメールも送る
開始時刻が迫っている できるだけ早く電話
営業時間外 まずメールを送り、必要に応じて営業時間内に電話
面談は続けたいが日時だけ難しい キャンセルではなく日程変更を相談
リクルートエージェントの2026年8月13日更新記事では、面談キャンセルは電話でもメールでもよいとされています。
ただし、面談直前の場合は担当者がメールを確認できない可能性があるため、電話のほうが確実です。
一方、営業時間外で電話できない場合には、先にメールを送っておく方法が案内されています。
ここで大切なのは、「メールと電話のどちらが正解か」を必要以上に悩まないことです。
数日前なら記録が残るメールで十分ですし、開始直前なら担当者がすぐ確認できる可能性の高い電話を選ぶ、と考えれば分かりやすいでしょう。

なぜ早めに連絡したほうがいいの?
「断るなら早いほうがいい」と聞くと、単なるマナーの話に感じるかもしれません。
しかし、実際にはもっと実務的な理由があります。
リクルートエージェントは、キャリアアドバイザーが面談前から求人を探したり、求職者の経験・スキル・希望条件に合わせたアドバイスを準備したりしていると説明しています。
担当者側では、面談の予約が入ると、面談時間を確保するだけでなく、登録された経歴や職務内容を確認し、希望に近い求人を探し、キャリアについて話す材料を整理するなどの準備が進みます。
だから早めのキャンセルには、担当者が確保していた時間や準備を別の業務に振り替えられるという意味があります。
ここは転職アドバイザーとして、かなり重要だと感じる部分です。
ものすごく丁寧な謝罪を開始5分前に送るより、簡潔な内容でも数日前に意思を伝えるほうが相手は対応しやすいのです。
「失礼のない文章を完成させてから送ろう」と考えて、連絡そのものが遅くならないようにしてください。
文章が多少そっけなく感じても、「面談を辞退したい」「転職活動を休止する」と要点が伝われば、担当者は次の対応を取れます。
無断キャンセルだけは避けたい
理由をどう書けばいいのか分からず、連絡できないまま時間だけが過ぎてしまうこともあります。
でも、断る理由を長く説明する必要はありません。
JAC Recruitmentも、意思がない状態でサポートを継続したり、返信せず保留したりするより、断ることを決めたら速やかに連絡することが重要だとしています。
たとえば、「今後のキャリアを再検討した結果、転職活動を一度中断することにしました」と伝えるだけでも、担当者は面談辞退の理由を理解できます。
大切なのは完璧な理由ではありません。
相手が「この面談は実施しない」と判断できる情報を、できるだけ早く渡すことです。
「怒られそう」「引き止められそう」と不安になって連絡を後回しにしたくなる気持ちは分かります。
ただ、無断で予定時刻を過ぎてしまうほうが、担当者にとっては状況を判断しにくくなります。短い連絡でも構わないので、参加できないと分かった段階で知らせましょう。
面談の前日ならメールだけでもいい?
前日であれば、営業時間内かつ担当者がメールを確認できる時間帯なら、まずメールで連絡する方法でもよいでしょう。
ただし、翌朝早い面談など確認までの時間が短い場合は、電話も利用したほうが確実です。
ポイントは「前日なら必ずメール」「当日なら必ず電話」と機械的に考えるのではなく、面談開始までに担当者へ確実に届く方法を選ぶことです。
面談まで十分な時間があればメール、開始まで時間がなければ電話、と考えると判断しやすくなります。
転職エージェントの面談の断り方は?メール例文を状況別に紹介
転職エージェントへの面談辞退メールは、長文である必要はありません。
私は基本的に、「感謝」「辞退の意思」「理由」「今後の方針」の4点を伝えれば十分だと考えています。
特に最後の「今後の方針」は、意外と重要です。
単に「面談をキャンセルします」とだけ伝えるより、「転職活動は一時休止する」「再開したらまた相談したい」「転職活動自体を終了する」「今後このサービスは利用しない」まで伝えれば、担当者も次に何をすればいいのか判断しやすくなります。
文章の順番も難しく考えなくて大丈夫です。
最初に日程調整へのお礼を伝え、次に「面談を辞退したい」と結論を書き、その後に簡潔な理由と今後の方針を添えると読みやすくなります。
転職活動を一度中断するときのメール例文
件名:面談辞退のご連絡
○○様
お世話になっております。○○です。
この度は面談の日程をご調整いただき、ありがとうございます。
今後のキャリアについてあらためて検討した結果、転職活動を一度中断することにいたしました。
そのため、大変恐縮ですが、○月○日に予定していただいている面談を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
お時間をご調整いただいたにもかかわらず申し訳ございません。
今後、転職活動を再開する際には、あらためてご相談できれば幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
リクルートエージェントは、数カ月〜半年など比較的短い期間の中断であれば、担当キャリアアドバイザーへ一報を入れることで支援を再開できる可能性があると説明しています。
再開するつもりがあるなら、「活動を再開する際はどのような手続きが必要ですか」と一言確認しておくのもよいでしょう。
ここでのポイントは、単に「忙しいのでキャンセルします」と書くのではなく、一時休止なのか完全終了なのかを明確にすることです。
「再開したら相談したい」と伝えておけば、将来転職活動を再開するときにも、自分自身が次の行動を整理しやすくなります。
他の転職エージェントを中心に活動するときのメール例文
件名:面談辞退のお願い
○○様
お世話になっております。○○です。
面談の日程をご調整いただき、誠にありがとうございます。
複数の転職支援サービスを検討した結果、今回は別のサービスを中心に転職活動を進めることにいたしました。
そのため、大変恐縮ですが、予定していただいている面談を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
ご調整いただいたにもかかわらず申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
複数の転職サービスを比較して、自分に合うサービスへ絞ること自体は不自然なことではありません。
「仕事が忙しくなった」など、事実ではない理由を無理に作る必要もありません。
担当者との関係を悪くしたくないからこそ、事実を簡潔に、必要以上に刺激的な表現を使わず伝えるのがよいでしょう。
たとえば「担当者の対応が合わなかった」「求人が気に入らなかった」と細かな不満まで書く必要はありません。
別のサービスを中心に利用するという結論だけでも、面談を辞退する理由として十分に意味が通ります。
他の経路で転職先が決まったときのメール例文
件名:面談辞退のご連絡
○○様
お世話になっております。○○です。
先日は面談の日程をご調整いただき、ありがとうございました。
その後、別の経路で選考を進めていた企業への入社が決まり、転職活動を終了することとなりました。
つきましては、○月○日に予定していただいている面談を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
お時間を確保いただいたにもかかわらず申し訳ございません。
これまでご対応いただき、ありがとうございました。
何卒よろしくお願いいたします。
リクルートエージェントの公式記事でも、面談前に転職先が決まった場合には、理由を伝えて面談キャンセルや転職支援サービスの退会を申し出るケースが紹介されています。
入社先がすでに決まって転職活動を終了するのであれば、「面談だけ取り消す」のか「転職支援サービスも終了する」のかをあわせて確認すると、その後の連絡を減らしやすくなります。
現職に残ることを決めたときのメール例文
転職活動を始めたものの、現職の待遇や配置が変わり、残留を決めるケースもあります。
その場合も、必要以上に細かな社内事情を書く必要はありません。
件名:面談辞退のご連絡
○○様
お世話になっております。○○です。
面談の日程をご調整いただき、ありがとうございます。
今後のキャリアについて検討した結果、当面は現職で勤務を続けることにいたしました。
そのため、○月○日に予定していただいている面談を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
ご調整いただいたにもかかわらず申し訳ございません。
今後、転職活動を再開する際には、必要に応じてあらためてご相談できれば幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
転職活動を始めた後に現職へ残る判断をすることは、「転職活動が無駄だった」という意味ではありません。
求人を見たりキャリアを整理したりした結果として、「今は残る」と判断できたのであれば、それも転職活動によって得られた一つの結論です。
当日に急きょキャンセルするときはどう伝える?
体調や仕事上のトラブルなどで、当日になって参加が難しくなることもあります。
その場合は、理由を細かく説明することより、まず担当者へ届く方法で連絡することを優先してください。
電話なら、「本日○時から面談予定の○○です。急なご連絡で申し訳ありませんが、本日の面談への参加が難しくなったため、ご連絡しました」と最初に用件を伝えれば十分です。
転職活動を続けたいなら、その後に「可能であれば別日で再調整をお願いしたいです」と伝えます。
完全に辞退するなら、「今回は面談自体を辞退したいです」と明確にしましょう。
ここでも重要なのは、延期なのか辞退なのかを曖昧にしないことです。
仕事のトラブルなど詳細を説明しづらい事情であれば、「都合により参加が難しくなった」と簡潔に伝えても構いません。
面談を続けたい気持ちがあるなら、キャンセルの連絡と一緒に「別日でお願いしたい」と伝えたほうが、担当者も日程変更として対応しやすくなります。
面談を断る理由はどこまで詳しく書くべき?
面談を断るときに、多くの方が一番悩むのが「理由をどこまで正直に書くか」です。
結論としては、担当者が面談を実施しない理由と今後の方針を理解できれば、細かな事情まで説明する必要はありません。
「転職活動を一度休止することにした」「別のサービスを中心に活動することにした」「入社先が決まった」など、事実を短く伝えれば十分です。
一方で、担当者に納得してもらうために架空の体調不良や仕事上のトラブルを作る必要はありません。
嘘の理由を作ると、「では来週ならどうですか」と再調整を提案されたときに、かえって断りづらくなることがあります。
私は、断る理由は「説明」ではなく、担当者が今後の支援方針を判断するための最低限の情報と考えるとよいと思っています。
面談辞退・日程変更・オンライン変更・退会はどう使い分ける?
初めて転職エージェントを使う方が特に迷いやすいのが、「面談を断ったらサービスも辞めることになるの?」という点です。
結論として、面談キャンセルとサービスの退会は同じとは限りません。
リクルートエージェントの2026年8月13日更新記事では、転職活動を終了する場合について、面談キャンセルと転職支援サービスの退会をあわせて申し出る例が紹介されています。
つまり、面談を一つ取り消すことと、転職支援サービスそのものの利用を終了することは分けて考える必要があります。
JAC Recruitmentも2026年4月22日更新の退会に関する記事で、途中で退会すること自体に問題はないと説明し、退会手続きについて案内しています。
ここを混同すると、本当は日程を変えたいだけなのにサービスまで終了してしまったり、逆に転職活動を終えたのに求人案内が続いたりする可能性があります。
私は「面談を受ける・受けない」ではなく、自分がこのサービスと今後どのような関係でいたいかまで考えて連絡することをおすすめします。

今回の日程だけ難しいなら「日程変更」
転職活動は続けたいけれど、残業や急な仕事、家庭の予定などでその日だけ都合が悪い。
このケースなら、面談自体を断る必要はありません。
「○月○日は難しくなったため、別の日程へ変更できますでしょうか」と相談すればよいでしょう。
できれば、自分が参加できそうな候補日をいくつか伝えると、その後の調整も進めやすくなります。
「キャンセル」という言葉を使うと面談自体をやめるようにも読めるため、続けたい場合は「日程変更を希望しています」と書くのが分かりやすいです。
対面が負担なら「電話・オンライン面談」
移動時間を取れない、仕事終わりにオフィスまで行くのがつらいという場合は、電話やオンラインへ変更できないか相談する方法があります。
リクルートエージェントでは、現在Zoomによるオンライン面談や電話面談が基本的な方法として案内されています。
「面談に行く体力がないから転職活動を全部やめる」と考える前に、方法を変えるだけで続けられないかを確認してみましょう。
特に在職中の転職活動では、面談そのものよりも、移動時間や準備の負担が大きく感じられることがあります。
自宅からオンラインで参加できれば続けられるのであれば、転職活動を終了するより先に方法変更を相談する価値があります。
転職するか迷っているなら「相談として面談」
「もう辞める!」と勢いで登録したものの、面談日が近づいたら本当に転職していいのか不安になることもあります。
その場合、転職を決断していなくても相談することは可能です。
JAC Recruitmentは2026年4月22日更新の記事で、転職すると決めていなくても、キャリアについての相談のみで転職エージェントを利用できると説明しています。
リクルートエージェントも、転職意思が固まっていない状態での相談が可能としています。
私なら、転職意思がなくなったなら辞退、転職意思はあるが予定が合わないなら日程変更、対面や移動が負担なら電話・オンライン、転職するか迷っているなら相談として面談、今後そのサービスを利用しないなら面談辞退と退会確認という順番で整理します。
この考え方なら、「面談がつらい」という一時的な感情だけで、転職活動全体をゼロにしてしまうことを防ぎやすくなります。
転職活動を終えるなら「面談辞退+退会確認」
他の会社への入社が決まった、現職に残ると決めたなど、転職活動そのものを終了するなら、面談キャンセルだけでなく退会についても確認しておくと分かりやすいでしょう。
面談を取り消しただけでは、サービスの登録状態まで必ず終了するとは限らないためです。
ただし、退会手続きの方法は利用しているサービスによって異なる可能性があります。
「今後サービスを利用しない場合は、別途退会手続きが必要でしょうか」と担当者へ確認しておけば、判断に迷いにくくなります。
迷ったら「次に何をしたいか」で決める
ここまで読むと選択肢が多く感じるかもしれませんが、判断基準はとてもシンプルです。
「今の面談をなくしたあと、自分はどうしたいのか」を考えてみてください。
来週なら相談したいのであれば日程変更、移動だけが負担ならオンライン、数カ月休みたいなら活動休止、もう利用しないのであれば辞退と退会確認です。
この「次の行動から逆算する」考え方は、面談辞退で迷ったときにかなり役立ちます。
面談を断ると今後の求人紹介に影響する?エージェント側から考察
ここからは、公式情報を踏まえた私見です。
面談を断りたい方からよく出る不安が、「キャンセルしたら印象が悪くなり、二度と求人を紹介してもらえないのでは?」というものです。
少なくとも、公式情報を見る限り、面談を適切に辞退すること自体と、連絡をしないまま予定を放置することは分けて考えるべきだと私は考えます。
JAC Recruitmentは、サービスや求人紹介を断ること自体には問題がないと説明しています。
一方で、利用意思がないままサポートを継続したり、返信のない状態で保留したりすることは、求職者と転職エージェント双方にとって損失になるとしています。
エージェント側が本当に知りたいのは、単純に「断られたかどうか」だけではありません。
今後も転職支援を続けるのか、求人を探すのか、いったん活動を止めるのかを判断する材料が必要なのです。
たとえば、「仕事が落ち着くまで3カ月ほど活動を休みます」と言われれば、今すぐ求人紹介を続ける必要はないと判断できます。
「別の経路で入社先が決まったので転職活動を終了します」と言われれば、面談だけではなく、その後の求人紹介も不要だと分かります。
一方で何も連絡がなければ、「面談時間を間違えているのか」「遅れて参加するのか」「転職活動を続ける意思はあるのか」「もう連絡しないほうがいいのか」を担当者側で判断できません。
だから私は、角が立たない断り方とは、謝罪表現を増やすことではなく、相手が次の行動を決められる情報を早く渡すことだと考えています。
これがこの記事で最も伝えたいポイントです。
「理由」より「今後どうするか」のほうが実は重要
転職エージェントへ断りのメールを書くとき、多くの方は「納得してもらえる理由を書かなければ」と悩みます。
でも、実務的に考えると、担当者が知りたいのは過去の事情だけではありません。
むしろ、「転職活動をやめる」「一時的に休む」「今回は延期する」「サービスそのものを終了する」というこれからの状態が分かるほうが、その後の対応を決めやすくなります。
たとえば「仕事が忙しくなりました」とだけ書くと、担当者は「では来月なら面談できるのか」と考えるかもしれません。
一方、「業務が落ち着くまで転職活動を中断するため、今回の面談は辞退します。再開時にあらためて相談します」と伝えれば、状態が明確です。
私は、面談辞退メールを「断るための文章」ではなく、自分の転職活動のステータスを更新する連絡として考えると、かなり書きやすくなると思っています。
この見方をすると、「断る理由を立派に説明しなければ」と必要以上に構えなくて済みます。
担当者に必要なのは、あなたの事情を評価する材料ではなく、その後の支援を続けるかどうか判断できる情報だからです。
断ることで担当者に嫌われないか心配なとき
初めて転職エージェントを使うと、担当者との関係を壊したくない気持ちが強くなることがあります。
特に親身に話を聞いてもらった後だと、「断ったら申し訳ない」「期待を裏切るのでは」と感じてしまうかもしれません。
でも、転職エージェントの役割は、求職者の転職活動を支援することです。
状況が変わり、面談が不要になったのであれば、その状態を伝えること自体が失礼なのではなく、むしろ支援方針を整理するために必要な連絡だと私は考えています。
もちろん、面談開始時刻を過ぎても連絡しないことや、何度も日程変更を繰り返すことは避けたほうがよいでしょう。
一方で、事情が変わった段階で早めに「今回は辞退します」と伝えるのであれば、必要以上に自分を責める必要はありません。
激務で限界なら「面談すら無理」は珍しい感覚ではない
私自身も激務の職場で転職活動をしていた頃、仕事が終わったあとに転職について話すことすらしんどい日がありました。
「転職したいはずなのに、エージェントと話したくない。私は本当は転職したくないのかな」と混乱したこともあります。
今振り返ると、転職意思がなくなったわけではありません。
単純に、転職活動の方法が当時の生活に合っていなかったのだと思います。
初めて転職する方ほど、「面談を受けるか、転職活動を全部やめるか」という二択で考えがちです。
でも実際には、日程を変える、電話にする、オンラインにする、一時休止する、担当者に「まだ転職するか迷っています」とそのまま伝える、といった中間の選択肢があります。
だからこそ、面談を断りたくなったら、「転職をやめたいのか。それとも、この面談の受け方が今の自分にはきついのか」と一度だけ問い直してみてください。
その答えが「転職活動自体をやめたい」なら、遠慮せず辞退して構いません。
逆に、転職したい気持ちがまだ残っているなら、活動そのものを閉じる前に負担を下げる方法を探す価値はあると私は考えています。
面談辞退は「転職活動の失敗」ではない
もう一つ、初めて転職活動をする方に伝えたいことがあります。
面談を一度キャンセルしたからといって、それだけで転職活動そのものが失敗したわけではありません。
転職活動では、求人を見た結果「今の会社に残る」と決めることもあれば、他社の選考が先に進んでエージェントとの面談が不要になることもあります。
また、仕事が忙しすぎて、いったん活動を止めなければ生活そのものが回らないケースもあるでしょう。
私は、転職活動では「何件面談を受けたか」より、自分が次にどう働きたいのかを考え、その時々の状況に合う選択をできているかのほうが重要だと考えています。
面談を受けることは目的ではありません。納得できる働き方へ近づくための手段の一つです。
だから、必要なくなった面談を無理に受けるより、「今は不要」「別日にしたい」「いったん休みたい」と整理して伝えることも、立派な転職活動の判断です。
まとめ|転職エージェントの面談を断るなら「早さ」と「今後の方針」が大切
転職エージェントの面談は、一度予約した後でも事情に応じて断ることができます。
リクルートエージェントの2026年8月13日更新記事では、面談前に転職先が決まった場合や、事情があって転職活動を中止する場合のキャンセルが可能とされています。
連絡は電話でもメールでも可能ですが、直前なら電話のほうが確実で、営業時間外ならまずメールを送る方法が案内されています。
JAC Recruitmentも2026年4月22日更新の記事で、転職支援サービスや求人紹介を断ること自体には問題がなく、断ると決めたら速やかに連絡することが大切だと説明しています。
断るメールでは、難しく考えなくて大丈夫です。
「感謝」「辞退の意思」「簡潔な理由」「今後の利用方針」を伝えれば、担当者が状況を理解しやすくなります。
そして、面談キャンセル、日程変更、電話・オンライン面談への変更、サービス退会はそれぞれ別の選択肢です。
今回の面談だけが難しいのか、転職活動そのものを休みたいのか、今後そのサービスを利用しないのか。
ここまで整理してから連絡すれば、「申し訳ないから」という気持ちだけで無理に面談を続ける必要はありません。
一方で、仕事に疲れ切っているときは「転職したくない」のではなく、「転職活動をする体力まで残っていない」だけの場合もあります。
全部をやめる前に、方法を少し軽くできないか考えてみる。
それも、自分を守りながら転職活動を続けるための立派な選択だと私は思います。
よくある質問
転職エージェントの面談は予約した後でも断れますか?
はい。面談前に転職先が決まった場合や、事情により転職活動を中止する場合などはキャンセルできます。
辞退すると決めたら、担当者が予定や準備を変更できるよう、できるだけ早く連絡しましょう。
転職エージェントの面談を当日に断るなら電話とメールのどちらですか?
面談開始が近い場合は、メールを確認してもらえない可能性があるため、電話のほうが確実です。
営業時間外で電話できない場合は、まずメールで連絡を残し、必要に応じて営業時間内にあらためて連絡するとよいでしょう。
面談をキャンセルすれば転職エージェントも自動的に退会できますか?
必ずしもそうとは限りません。
面談一回のキャンセルと、転職支援サービスそのものの退会は分けて扱われることがあります。今後サービスを利用しない場合は、利用している転職エージェントの退会方法もあわせて確認しましょう。


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