転職エージェントの面談は、体調不良などで当日キャンセルしても構いません。分かった時点ですぐ連絡し、無断欠席を避けましょう。
面談直前なら電話、電話が難しい・営業時間外ならメールで連絡するのが基本です。再調整したい場合は、その意思や候補日を伝えるとその後のやり取りがスムーズになります。
「今日が転職エージェントとの面談なのに熱が出た」「当日に断ったら、もう求人を紹介してもらえないかも」と不安になっている方は、まず次の4点だけ押さえてください。
- 参加できないと分かった時点で連絡する
- 面談開始が迫っているなら電話を優先する
- 電話できない・つながらない・営業時間外ならメールを送る
- 転職活動を続けるなら再調整したい意思を伝える
体調が悪いのに無理をして面談へ参加するより、事情を簡潔に伝えて予定を組み直すほうが、自分の希望や転職理由を落ち着いて話しやすくなります。
こんにちは!転職アドバイザーの夏目結衣です。毎日遅くまでの残業や、しんどい人間関係…本当にお疲れ様です。私もかつて「このままでいいのかな」と悩みながら、限界まで無理をして働いていた時期があるので、そのモヤモヤ痛いほどわかります。このブログでは、キレイごと抜きのリアルな葛藤や、エージェント業界のぶっちゃけ話も交えながら、あなたが自分らしい働き方を見つけるためのヒントを親身にお届けしますね!
今回は、若手の初めての転職支援を中心に相談を受けてきた立場から、「転職エージェントの面談を当日キャンセルするとき、実際にどう連絡すればよいのか」に絞って整理します。
「キャンセルしても大丈夫か」だけでなく、体調不良時の電話とメールの使い分け、担当者への伝え方、日程変更のメール例文、サポートへの影響まで順番に見ていきましょう。
転職エージェント面談は当日キャンセルしても大丈夫?

転職エージェントとのキャリア面談はキャンセルできます。体調不良で当日になって参加が難しくなった場合も、無断にせず、できるだけ早く担当者へ連絡しましょう。
このテーマを直接確認できる情報として分かりやすいのが、リクルートエージェントの「転職エージェントの面談はキャンセル可能。ケース別のキャンセル方法とメール例文」です。
この記事は2022年3月3日掲載、2026年8月13日更新で、キャリアアドバイザーとの面談はキャンセル可能であり、キャンセルすると決めた場合は早めに連絡するよう案内しています。
担当するキャリアアドバイザーは、面談前に求職者の経験やスキル、希望条件などを確認し、求人やアドバイスを準備する場合があります。
だからこそ重要なのは、「予定を変えたこと」だけではなく、変更が分かったあとに必要な情報を早く共有できるかです。
たとえば朝起きた時点で発熱しており、夜19時の面談への参加が難しいと判断できたのであれば、19時直前まで様子を見る必要はありません。
「治るかもしれないからギリギリまで待とう」より、難しそうだと分かった時点で一度相談しておくほうが、担当者も予定を調整しやすくなります。
エージェント面談と応募企業の面接は区別して考える
ここで注意したいのが、「転職エージェントとの面談」と「応募企業の採用面接」を混同しないことです。
マイナビ転職が2026年7月21日に掲載した「転職エージェントとの面談とは?事前準備から聞かれることまで徹底解説」では、転職エージェントとの面談について、自己紹介や情報共有、今後の方向性のすり合わせなどを行う場として説明しています。
つまり、この記事で扱っているのは選考を行う企業面接ではなく、転職支援のためにキャリアアドバイザーと話す面談です。
企業面接の当日キャンセルでは採用担当者や面接官の選考スケジュールにも関わるため、別の対応が必要になります。
一方、エージェント面談を体調不良で変更したからといって、それ自体が応募企業の「不採用」を意味するわけではありません。
初めて転職活動をする方ほど「転職エージェントとの面談も採用面接の一種では?」と身構えやすいのですが、役割は異なります。
もちろん約束した時間への配慮は必要です。ただ、必要以上に「選考に落ちる」と考えて、体調不良を隠して参加する必要はないと私は考えています。
「何回までなら大丈夫」という共通ルールは確認できない
「1回ならセーフ?」「2回キャンセルしたら紹介を止められる?」と回数が気になる方もいると思います。
ただ、何回までなら問題ない、何回でサポート停止になる、といった各社共通の公式基準は確認できません。
そのため、「1回なら絶対に影響しない」と断言するのも適切ではありません。
リクルートエージェントには、面談や面接対策などの当日キャンセルや返信の遅れといった対応を繰り返した場合、転職意欲について懸念を持たれる可能性があるという解説もあります。
ポイントは、体調不良で一度予定が崩れたことと、無断欠席や連絡不足を繰り返すことを同じに考えないことです。
やむを得ない事情が発生したら、その都度きちんと連絡する。利用しているサービス独自のルールがある場合は、担当者や各社の案内に従う。
この考え方で十分です。
私が転職相談を受けるなかでも、「予定変更そのもの」への罪悪感が強すぎて、必要以上に謝り続けてしまう方がいます。
ですが担当者にとって必要なのは、長い謝罪よりも「今日の面談は実施できない」「今後も転職活動は続けたい」といった、次の対応を決めるための情報です。
体調不良なら電話とメールのどちらで連絡する?
面談開始が迫っているなら電話が確実です。一方、営業時間外や電話できないほど体調が悪い場合は、先にメールを送っておきましょう。
リクルートエージェントは2026年8月13日更新の記事で、転職エージェント面談のキャンセルは電話でもメールでも可能としています。
そのうえで、面談直前はメールがすぐ確認されない可能性があるため電話が確実で、営業時間外ならメールで連絡しておくよう案内しています。
迷ったときは、次のように判断すると分かりやすいでしょう。
状況 連絡方法の目安
面談まで数日ある メールで早めに連絡
前日に体調を崩した メール。急ぎなら電話も検討
当日、開始まで時間がある 電話またはメール
開始時刻が迫っている 電話を優先
電話がつながらない メールも送って記録を残す
営業時間外 まずメールを送る
声を出すのもつらい 無理に電話せずメール
回復時期が読めない 無理に次回日時を決めず、後日再連絡
たとえば午前9時の面談に対して、午前8時に発熱していることに気づいたとします。
電話窓口がまだ営業時間外なら、「営業時間になってから連絡しよう」と何もしないまま9時を迎えるより、まずメールを送っておくほうが状況を共有できます。
その後、必要に応じて営業時間になってから電話し、「先ほどメールもお送りしています」と補足すればよいでしょう。
反対に、19時の面談について午前中の段階で参加できないと分かったのであれば、メールで早めに知らせる方法でも十分伝わります。
大事なのは「電話かメールか」という形式だけではありません。担当者が面談開始前に予定変更を把握できる可能性を高めることが本質です。
面談開始5分前に体調が悪化したら?
「もっと早く連絡したかったけれど、急に気分が悪くなった」というケースもあります。
開始5分前や10分前であれば、まず電話で担当者または窓口へ連絡し、つながらなければメールも送っておくのが現実的です。
ここで「直前すぎるから、もう連絡しても意味がない」と考えて無断欠席にしてしまうのは避けたいところです。
遅くなったとしても、事情を伝える連絡がある状態と、何も連絡がない状態では担当者が受け取れる情報がまったく違います。
もし体調が急激に悪化し、連絡自体が難しかったのであれば、対応できる状態になってから事情を説明しましょう。

体調不良の理由はどこまで説明する?
病名や症状の細かな経過まで伝える必要はありません。面談が難しい状態だと分かる程度で十分です。
たとえば、
「体調不良のため、本日の面談への参加が難しくなりました」
という説明で、用件は伝わります。
発熱など少し具体的に伝えたほうが説明しやすければ、
「発熱があり、十分にお話しできる状態ではないため」
とする程度でも構いません。
ここで大切なのは、理由を長く書いて「本当に体調が悪い」と証明することではありません。
転職支援の実務では、担当者が次の対応を判断するために、①予定していた日時、②変更が必要な理由、③再調整を希望するかの3点が分かるほうが重要です。
私はこの3つを、当日連絡の「3点セット」と考えています。
謝罪文を何行も増やすより、担当者が「今日は実施しない」「後日再調整する」と判断できる情報を簡潔に渡すほうが、実務的には親切です。
また、プライベートな事情まで詳しく説明したくない場合もあるでしょう。
その場合も、「体調不良のため」「やむを得ない事情により」など、予定変更が必要だと分かる範囲で簡潔に伝えれば、少なくとも長々と個人的な事情を書く必要はありません。
JAC Recruitmentの情報は「迅速な連絡」の補強材料として見る
JAC Recruitmentの「【例文付き】転職エージェントの断り方・丁寧に求人紹介やサービスを断るコツ」は、2024年7月29日公開、2026年4月22日最終更新の記事です。
こちらは「体調不良による当日の面談変更」を直接解説した記事ではありません。
内容は、転職エージェントのサービスや提案を断る場合について、利用を続ける意思がないまま返信を保留するより、断ると決めたら速やかに連絡することが重要だと説明するものです。
したがって、この記事ではJACの情報を「当日キャンセルできることの直接根拠」としてではなく、予定や利用方針が変わったら放置せず意思を伝えるという考え方の補強材料として捉えています。
この区別をしておくと、企業面接、エージェント面談、サービスそのものの利用停止を混同せずに判断できます。
転職エージェント面談を当日キャンセルするメール例文
メールは、丁寧さ以上に「どの面談をどうしたいのか」が一読で分かることが大切です。
基本的には次の5点があれば十分です。
- 氏名
- 面談予定日時
- 体調不良で参加が難しいこと
- 当日の連絡になったことへのお詫び
- 再調整を希望するかどうか
特に当日は、担当者が複数の求職者と面談予定を組んでいる場合があります。
件名に「本日の面談日程変更のお願い」と氏名を入れておくと、担当者がメール一覧を見たときにも用件を把握しやすくなります。
別日に変更したい場合
件名:本日の面談日程変更のお願い(氏名)○○エージェント
○○様お世話になっております。
本日○時より面談を予定しております、○○ ○○です。体調不良のため、本日の面談への参加が難しくなり、ご連絡いたしました。
当日のご連絡となり、申し訳ございません。可能でしたら、別日へ変更していただけますでしょうか。
体調が回復しましたら、改めて候補日時をご連絡いたします。お時間をご調整いただいていたところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。○○ ○○
この例文なら、症状を詳しく説明せず、「今日は参加できない」「でも面談自体は続けたい」という2点が伝わります。
体調が悪い日に候補日まで無理に考える必要はありません。
「いつ治るか分からないのに日程変更をお願いすると印象が悪いのでは」と不安になるかもしれませんが、回復見込みが立ってから改めて連絡するほうが、再び変更するリスクを減らせます。
すぐに候補日を出せる場合
件名:本日の面談日程変更のお願い(氏名)○○エージェント
○○様お世話になっております。○○ ○○です。本日○時から予定しております面談について、体調不良のため参加が難しくなってしまいました。
直前のご連絡となり、大変申し訳ございません。可能でしたら、以下のいずれかの日程へ変更をご相談できれば幸いです。○月○日 18時以降○月○日 19時以降○月○日 終日ご都合のよい時間がございましたら、ご指定いただけますでしょうか。お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。○○ ○○
候補を出せる場合は、2〜3候補をまとめて提示すると日程調整の往復を減らせます。
ただし、「明日には絶対治る」と無理に予定を入れる必要はありません。回復時期が分からない場合は、前の例文のように後日連絡すると伝えましょう。
候補日を出すときは、「○月○日18時以降」のように時間帯まで書くとさらに調整しやすくなります。
在職中で平日昼間が難しい場合も、無理に仕事を抜けられる時間を書くのではなく、実際に対応できる候補を提示しましょう。
転職活動そのものを一度休みたい場合
仕事の疲れや体調不良が重なり、「面談をずらすだけではなく、少し転職活動自体を休みたい」と感じることもあります。
その場合は、次回面談日を決めず、一時休止の意思を伝えて構いません。
件名:本日の面談キャンセルと転職活動一時休止のお願い○○エージェント
○○様お世話になっております。○○ ○○です。本日予定しておりました面談について、体調不良のため参加が難しく、キャンセルをお願いしたくご連絡いたしました。また、現在の状況を踏まえ、転職活動についてもしばらく休止したいと考えております。お時間をご調整いただいていたにもかかわらず、当日のご連絡となり申し訳ございません。活動を再開する際の手続きについて、必要なことがございましたらご教示いただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。○○ ○○
リクルートエージェントは、数カ月から半年程度など転職活動を中断する場合、再開予定があるならキャリアアドバイザーへ予定時期を伝え、再開時の手続き方法を確認する考え方を紹介しています。
体調が悪い日に、無理やり「次の面談日」まで決めなくて大丈夫です。
今の職場で心身ともに余裕がなく、転職活動まで重荷になっているのであれば、面談を延期するだけではなく、一度スケジュール全体を見直すことも選択肢になります。
電話では何と言えばいい?
開始直前で電話する場合も、長く説明する必要はありません。
「本日○時から面談予定の○○です。大変申し訳ありませんが、体調不良で参加が難しくなりました。別日へ変更をお願いできますでしょうか」
これだけで要点は伝わります。
担当者が不在なら、受付の方に氏名と面談時刻を伝え、必要に応じてメールも送っておくと確実です。
担当者本人につながらなくても、「担当者が不在だったから連絡できなかった」と何もしないより、受付への伝言とメールを組み合わせたほうが状況を共有しやすくなります。
また、電話をしたあとに候補日や詳細をメールで送る方法もあります。
電話では予定変更だけを急いで伝え、落ち着いてから文章で再調整の希望を送れば、体調が悪い状態で長時間話さずに済みます。
当日キャンセルすると印象やサポートに影響する?
体調不良による一度の予定変更について、各社共通のペナルティ基準は確認できません。必要以上に怖がるより、連絡と再調整を丁寧に行うことが大切です。
一方で、無断欠席や返信の放置、当日キャンセルを何度も繰り返すことまで「何も影響しない」と言い切ることもできません。
転職エージェントは、求職者から共有された経験や希望条件を基に求人提案や選考支援を進めます。
そのため支援を続けるには、担当者側が「この人は今も転職活動を続けたいのか」「次にいつ話せるのか」を把握できる状態になっていることが重要です。
私が若手の転職相談で重視しているのも、謝罪文の長さではありません。
①いつの予定か、②何が変わったのか、③今後どうしたいのか。
この3点が共有されれば、次の調整に移れます。
反対に、
「今日行けません」
だけでは、「日程を変更したいのか」「活動自体をやめるのか」が分かりません。
「体調不良で本日は難しいです。急なご連絡となり申し訳ありません。回復後、別日で面談をお願いしたいです」
まで伝われば、担当者も次の対応を判断しやすくなります。
これは「エージェントに好かれるためのテクニック」という話ではありません。
日程再調整に必要な情報をきちんと共有する、という仕事上のコミュニケーションの話だと私は考えています。
「印象が悪くなるか」より「その後の行動」を考える
初めての転職では、担当キャリアアドバイザーを「自分を評価する人」のように感じてしまうことがあります。
そのため一度キャンセルしただけでも、「やる気がないと思われたかも」「もう優良求人を紹介してもらえないのでは」と不安になりがちです。
ただ、少なくとも公開情報から「体調不良で一度当日変更した人には求人紹介を止める」といった一律のルールを確認することはできません。
それより重要なのは、回復後に自分から連絡を返すことです。
「先日は急な日程変更にご対応いただきありがとうございました。体調が回復しましたので、改めて面談をお願いできればと思います」
と伝えれば、転職活動を続ける意思も分かります。
私はここが、当日キャンセル後に意外と見落とされやすいポイントだと感じています。
キャンセル時の謝罪だけで終わらせず、回復後の再連絡までを一つの流れとして考えると、必要以上に不安を抱えずに済みます。

エージェント面談と企業面接は別物
検索していると、「面談 キャンセル」「面接 当日キャンセル」といった情報が混在しています。
ここは明確に分けて考えましょう。
マイナビ転職の2026年7月21日掲載記事では、転職エージェントとの面談は、経験やスキル、転職先に求める条件などを共有し、方向性をすり合わせる場として説明されています。
リクルートエージェントも、エージェントとの面談は企業の採用面接とは異なり、転職目的や希望条件、優先したいことなどを整理する場だと説明しています。
一方、応募企業との面接は採用選考そのものです。
そのため、「エージェント面談を体調不良で変更した=選考で不採用になる」ではありません。
企業面接を当日変更する場合は、応募企業やエージェントから指定された連絡方法に従い、別途迅速に対応する必要があります。
エージェント経由ですでに企業面接が設定されている場合は、「キャリアアドバイザーとの面談」なのか「応募企業との面接」なのかをメールや予定表で確認してください。
似た言葉でも、誰と話す予定なのかによって連絡先や影響範囲が変わります。
体調不良でも無理して面談を受けるべき?
十分に会話できないほど体調が悪いなら、私は日程を変更するほうがよいと考えています。
転職エージェントとの面談では、単に経歴を読み上げるだけではありません。
「なぜ転職したいのか」「どんな働き方を希望するのか」「仕事内容、年収、勤務地、人間関係、労働時間のどれを優先するのか」といった内容を整理していきます。
リクルートエージェントの2026年8月12日更新記事でも、面談では経験・スキル、転職理由、希望条件、キャリアの方向性などを共有し、それを求人紹介や支援につなげる流れが紹介されています。
発熱や強い倦怠感で頭が回らない状態では、本当は譲れない条件をうまく説明できないこともあります。
だから私は、面談開始時刻を守ることより、自分の希望をきちんと言葉にできる状態で話すことのほうが大切だと考えています。
特に、残業や人間関係がつらくて転職を考え始めたばかりの方は、「今の会社を早く辞めたい」という気持ちだけが先に出てしまうことがあります。
面談では、辞めたい理由だけでなく「次は何を避けたいか」「何を優先したいか」まで整理することが重要です。
体調不良で考えがまとまらない状態なら、無理にその日に話し切るより、日程を変えて落ち着いて相談したほうが、自分にとっても有意義な時間になりやすいでしょう。
「対面は無理だけど話せる」ならオンライン変更も選択肢
体調や事情によっては、「外出は難しいけれど、自宅なら話せる」というケースもあります。
その場合、完全なキャンセルだけでなく、対面からオンラインや電話へ切り替えられるか相談する方法もあります。
リクルートエージェントも、対面での面談を負担に感じる場合にはオンライン面談や電話面談への変更を選択肢として挙げています。
つまり、選択肢は、
- 予定通り参加する
- オンライン・電話へ変更する
- 別日に延期する
- 一度転職活動そのものを休む
の4つがあります。
ただし、発熱や強い疲労があるなら「オンラインだから参加しなければ」と無理をする必要はありません。
オンライン面談は移動がないぶん参加しやすい一方、体調そのものが悪ければ集中力は下がります。
「対面に行けるか」だけでなく、30分〜1時間程度、自分のキャリアや希望について落ち着いて会話できる状態かを判断基準にするとよいでしょう。
転職するか迷っているだけなら、面談を使って整理してもいい
「体調不良ではないけれど、面談当日になって急に転職が怖くなった」という場合は少し考え方が違います。
転職エージェントとの面談をしたからといって、その場で応募したり、必ず転職したりする必要はありません。
リクルートエージェントは、転職意思が固まっていなくても相談でき、中長期的なキャリアについて話すこともできると説明しています。
そのため、
「まだ転職するか決めていません」
「今の会社に残る可能性も含めて整理したいです」
と伝えて面談を受けることもできます。
体調不良で話せないのか、転職そのものに迷っているのか。
この2つを分けて考えるだけでも、「キャンセルすべきか分からない」という焦りはかなり整理しやすくなります。
私自身、激務と職場の人間関係に疲れていた時期は、「辞めたい」と「転職するのが怖い」が同時に存在していました。
そのような迷いは珍しいものではありません。
体調が問題ないのであれば、面談を「転職を決断する場」ではなく、今の働き方を整理するための相談時間として使う考え方もあります。
私が考える「当日キャンセルで信頼を守る連絡」のポイント
ここからは、公式情報ではなく、若手の転職支援に関わる筆者としての見解です。
私は、当日キャンセルで大切なのは「一度も予定を崩さないこと」ではなく、予定が崩れたあとに相手が次の行動を取れる連絡をすることだと考えています。
仕事をしながら転職活動をしていれば、急な残業、家庭の事情、体調不良など、自分では完全にコントロールできないことが起こります。
そこで毎回「予定を変更した私は信用を失った」と考えていると、転職活動そのものがかなり苦しくなります。
私自身も激務のなかで転職活動をしていた頃、仕事のあとに応募書類を直し、翌朝また出勤する生活に消耗した経験があります。
だからこそ、体調を崩した日にまで「完璧に予定を守らないと」と自分を追い込む必要はないと思っています。
ただし、相手にも予定があります。
そこで役立つのが先ほどの「予定日時・変更理由・今後の希望」の3点セットです。
たとえば、
「本日19時から面談予定の○○です。体調不良で参加が難しくなりました。急なご連絡となり申し訳ありません。回復後、改めて日程調整をお願いしたいです」
なら、短くても必要な情報がそろっています。
この考え方は、転職エージェントとの面談だけでなく、今後の転職活動にも使えます。
転職では、応募先との面接、エージェントとの連絡、内定後の入社日調整など、「予定外」が何度も起こり得ます。
変更をゼロにすることより、変更が発生したときに早く、分かりやすく共有する。
私は、この力も働きながら転職活動を続けるための大切な調整力だと考えています。
当日キャンセル後は「再連絡」までセットで考える
もう一つ、筆者として付け加えたいのが、キャンセルした瞬間だけで対応を終わらせないことです。
体調不良の連絡をして日程を未定にした場合、回復したあとに自分から再度連絡すると、転職活動を続ける意思が明確になります。
たとえば、
「先日は体調不良により急な日程変更をお願いし、申し訳ありませんでした。現在は回復しておりますので、改めて面談の日程をご相談できれば幸いです」
という程度で十分です。
私は、「キャンセルの印象をどうするか」より「キャンセル後にどう戻るか」まで考えることが大切だと思っています。
予定変更は一度きりの点ではなく、その前後を含めたコミュニケーションの流れだからです。
予定変更が続くなら、転職活動の組み方自体を見直す
もし体調不良だけでなく、残業や仕事の予定が原因で面談変更を何度も繰り返しているなら、個々のキャンセル方法だけではなく、転職活動のスケジュール自体を見直す必要があるかもしれません。
たとえば、平日19時の面談を毎回入れているものの残業で間に合わないのであれば、より遅い時間、土日、オンライン対応などを相談する方法があります。
自分が実際には守りにくい予定を毎回設定して、そのたびに謝るより、最初から継続しやすい時間帯を担当者と共有したほうが現実的です。
これは「転職への本気度」の問題ではありません。
現在の仕事を続けながら転職活動をする以上、使える時間には限界があります。
自分の生活に合った活動ペースを設計することも、転職を途中で疲れてやめないための重要な準備だと私は考えています。
まとめ|転職エージェント面談の当日キャンセルは早めに連絡しよう
転職エージェントとの面談は、体調不良などで当日参加できなくなった場合でもキャンセルや日程変更が可能です。
リクルートエージェントの2026年8月13日更新記事では、面談のキャンセルは可能で、電話・メールのどちらでも連絡できること、直前なら電話のほうが確実で、営業時間外ならメールを送っておくことが案内されています。
JAC Recruitmentの2026年4月22日更新記事は当日の体調不良を直接扱ったものではありませんが、サービスなどを断ると決めた際は、返信を保留したままにせず速やかに伝えるという考え方を示しています。
そして、マイナビ転職の2026年7月21日掲載記事は、エージェント面談を経験・希望条件の共有や方向性のすり合わせを行う場として説明しており、企業の採用面接とは役割が異なります。
当日に体調を崩したら、まず考えることはシンプルです。
参加できないと分かったら早く連絡する。直前なら電話を優先する。電話が難しければメールを送る。活動を続けたいなら再調整の意思を伝える。
利用する転職エージェントによって連絡方法や手続きが異なる場合もあるので、各社の案内や担当者からの指示も確認してください。
また、回復時期が分からないなら、その場で無理に次回面談日を決める必要はありません。
「回復後に改めて連絡します」と伝え、体調が戻ってから日程を再調整すれば大丈夫です。
予定を一度変更したことだけで必要以上に自分を責めるより、必要な連絡を済ませ、まず体調を整える。
元気になってから、自分が次の職場で何を大切にしたいのかを落ち着いて話すほうが、私は納得できる転職活動につながりやすいと考えています。
よくある質問
転職エージェントの面談を当日キャンセルすると、求人を紹介してもらえなくなりますか?
体調不良による1回の変更だけで必ず求人紹介が止まる、という各社共通の公式基準は確認できません。
一方、無断欠席や返信しない状態、当日キャンセルなどを繰り返すと、転職意欲について懸念を持たれる可能性があります。参加できないと分かった時点で連絡し、転職活動を続けるなら再調整したい旨を伝えましょう。
体調不良ならメールだけで当日キャンセルしても大丈夫ですか?
メールでも連絡できます。
ただし、面談開始が迫っている場合は電話のほうが確実です。電話がつながらない、営業時間外、声を出すのもつらいといった場合は、まずメールで連絡しておきましょう。
開始直前で電話がつながらない場合は、電話だけで諦めずメールも送っておくと、連絡した内容と時刻を残せます。
体調不良の詳しい症状や病名まで伝える必要がありますか?
基本的には、「体調不良のため本日の面談への参加が難しい」と、日程変更に必要な範囲で伝えれば十分です。
症状を詳しく説明することより、予定日時・変更理由・再調整を希望するかを分かりやすく伝えることを優先しましょう。
執筆:夏目結衣(若手専門転職アドバイザー/20〜30代の初めての転職・働きながらの転職活動を中心に支援)


コメント