転職エージェントのオンライン面談はスマホでも参加でき、静かな個室・安定した通信・必要書類を準備すれば、初めてでも十分対応できます。
こんにちは!転職アドバイザーの夏目結衣です。毎日遅くまでの残業や、しんどい人間関係…本当にお疲れ様です。私もかつて「このままでいいのかな」と悩みながら、限界まで無理をして働いていた時期があるので、そのモヤモヤ痛いほどわかります。このブログでは、キレイごと抜きのリアルな葛藤や、エージェント業界のぶっちゃけ話も交えながら、あなたが自分らしい働き方を見つけるためのヒントを親身にお届けしますね!
初めて転職エージェントのオンライン面談を受けるなら、まず次の4点を押さえておけば大丈夫です。
- スマホ:参加可能なサービスがある。ただし資料確認はパソコンのほうが便利
- 場所:自宅など静かで会話を第三者に聞かれにくい場所が基本
- 背景:白い壁でなくても、整理されたシンプルな背景なら十分
- 電話との違い:顔や資料を見ながら相談したいならオンラインが向いている
「ちゃんと話せるかな」「部屋が映るのが恥ずかしい」「スマホだけでも大丈夫?」と不安になるかもしれません。
でも、転職エージェントとの面談で大切なのは、カメラ映りを完璧にすることではありません。これまでの仕事と、今後どう働きたいのかを担当者と共有できる状態をつくることが一番重要です。
転職エージェントのオンライン面談とは?対面でなくても大丈夫?
オンライン面談だからという理由だけで、転職活動が不利になると過度に心配する必要はありません。
転職エージェントのオンライン面談とは、Web会議システムを使ってキャリアアドバイザーやコンサルタントと話す面談方法です。
利用するツールはエージェントやサービスによって異なるため、登録後や予約後に届く案内を確認しましょう。
JAC Recruitmentが2024年9月9日に公開し、2026年8月25日に最終更新した解説では、コロナ禍をきっかけにオンライン面談が増え、その後も継続して提供する転職エージェントが多いとしています。
また、Web・電話面談であっても、キャリア相談、求人紹介、応募書類の支援、面接対策などの転職支援を受けられると説明しています。
つまり、オンラインだからといって「対面面談の簡易版になる」というわけではありません。
JAC Recruitmentの別記事では、2026年6月30日時点で、初回面談は60〜90分程度が目安とされ、対面だけでなくオンラインのWeb会議や、場合によっては電話でも面談できると案内されています。
面談で主に確認されるのは、次のような内容です。
- これまでの職歴・担当業務
- 経験、スキル、実績
- 転職を考えた理由
- 希望する業界・職種
- 年収、勤務地、働き方などの希望
- 転職希望時期
- 現在の応募・選考状況
- 今後のキャリアの方向性
ここで大切なのは、転職エージェントとの面談と、応募企業の採用面接は目的が違うということです。
リクルートエージェントも、エージェント面談の目的は、求職者の経験やスキル、価値観、転職理由、希望条件などを理解し、適切な求人紹介や転職支援につなげることだと説明しています。転職意思が完全に固まっていない段階でも相談可能です。
だから、「立派な転職理由を答えなければ」「うまく話せないと評価を落とすのでは」と身構えすぎなくて大丈夫です。
たとえば、「人間関係がしんどい」「残業が続いている」「この仕事をあと5年続けるイメージが持てない」という気持ちも、面談では重要な材料になります。
むしろ、こうした本音を隠して「特に不満はありませんが、成長したいです」と整えすぎてしまうと、本当に解決したい問題が担当者に伝わらないことがあります。
私は転職支援をする立場から、エージェント面談で優先してほしいのは、自分を良く見せることではなく、次の職場で何を変えたいのかを共有することだと考えています。
希望の背景が分からなければ、担当者も条件表だけを見て求人を探すことになり、今と似た悩みを抱える職場を紹介してしまう可能性があるからです。
たとえば、「残業を減らしたい」という人と、「残業そのものは多少あってもよいけれど、毎日帰宅時間が読めない働き方を変えたい」という人では、探すべき求人は同じではありません。
オンライン面談は、こうした事情を担当者と整理するための時間だと考えると、かなり気持ちが楽になります。
オンライン面談はスマホでもできる?場所・背景までまとめて確認
スマートフォンでもWeb面談に参加できるサービスはあります。ただし、対応端末や必要なアプリは利用する転職エージェントごとに確認してください。
2026年6月30日最終更新のJAC Recruitmentの記事は、オンライン・電話面談の一般的な利用や面談時間について説明していますが、「スマホ参加を推奨し、PCのほうが便利」とする根拠としては扱いません。
一方、マイナビ転職 会計士のWeb面談サービスでは、カメラ付きPC、タブレット、スマートフォンを利用できると明記されています。
同サービスではMicrosoft Teamsを使用し、スマートフォンやタブレットではアプリのインストールが必要と案内されています。
サービスによって使用ツールや対応環境は違うため、「転職エージェントのオンライン面談なら全部同じ」と考えず、届いた案内を確認するのが確実です。
スマホとパソコン、どちらを選ぶ?
スマホしか持っていなくても対応できるケースはありますが、選べるなら私はパソコンをおすすめします。
理由は「パソコンのほうが見栄えが良いから」ではありません。資料を扱いやすいからです。
オンライン面談では、履歴書、職務経歴書、求人票などを確認しながら話すことがあります。
スマホ1台で通話しながら同じ端末の職務経歴書を開こうとすると、画面を何度も切り替えることになり、肝心の会話に集中しづらくなります。
違いを整理すると、次のようになります。
項目 スマホ パソコン
面談参加 対応サービスなら可能 対応しやすい
カメラ 標準搭載が多い カメラ内蔵・外付けを確認
資料確認 同じ端末だと切り替えが必要 画面を分けて確認しやすい
画面共有 端末・アプリによる 比較的操作しやすい
設置 スタンドなどがあると安定 机に置いて使いやすい
向いている人 PCがない・外出先から参加したい 書類や求人票を見ながら相談したい
スマホで参加するなら、次のように準備するとかなり楽になります。
- スマホはスタンドなどで固定する
- 履歴書・職務経歴書は紙か別端末で用意する
- 充電残量を確認する
- 通知やアラームを必要に応じてオフにする
- 使用アプリのカメラ・マイク権限を事前に確認する

手でスマホを持ったまま長時間話すのは、画面が揺れるだけでなく自分自身も疲れます。
専用の高価な機材をそろえる必要はありません。机の上で安定し、自然に顔を映せる状態を作れれば十分です。
イヤホンも必須ではありませんが、周囲の音が入りやすい場所では聞き取りやすさを改善できる場合があります。
ただし、ワイヤレスイヤホンを使う場合は、面談直前になって接続先が別の端末になっていたり、充電が切れていたりすることもあります。
普段使っている機器を利用し、実際に音が出るかまで確認しておくほうが安心です。
オンライン面談はどこで受ける?
場所選びでは、静かさ・通信・プライバシーの3点を優先してください。
マイナビ転職 会計士のWeb面談案内でも、自宅以外からの参加について「電波状況の安定した静かな場所」であれば利用できるとしています。
一番準備しやすいのは、自宅の個室や静かな部屋でしょう。
自宅が難しければ、個室型のレンタルスペースや会議室なども選択肢になります。
反対に、私は人の多いカフェやオープンスペースはおすすめしません。
エージェント面談では、現在の勤務先、仕事内容、年収、転職理由、応募を検討している企業など、他人に聞かれたくない情報を話す可能性があります。
イヤホンを使えば相手の声が周囲に聞こえにくくなることはありますが、自分の声まで第三者から聞こえなくなるわけではありません。
プライバシー対策では、イヤホンより個室の確保を優先しましょう。
また、「静かな場所」であっても通信が不安定では会話が何度も止まってしまいます。
面談場所を決めるときは、私は次の順番で確認することをおすすめしています。
- 第三者に会話を聞かれにくいか
- 通信が安定しているか
- 途中で人が入ってこないか
- 机や端末を置けるか
- 履歴書や職務経歴書を確認できるか
勤務先の会議室や社用パソコン、社用スマートフォンを転職活動に使うことも、できるだけ避けたほうが安全です。
転職活動を社内で知られるきっかけになるだけでなく、会社が管理する端末やネットワークを私的な転職活動に使用することにもなるためです。
「昼休みなら誰も来ないから大丈夫」と思っていても、予定外に同僚が入ってくる可能性はあります。
転職活動では、話しやすさだけではなく、誰に聞かれる可能性があるかまで考えることが大切です。
背景は白い壁でないとダメ?
白い壁でなくても構いません。
転職エージェントとのキャリア相談は、応募企業による採用面接ではありません。
背景に本棚やドアが少し映る程度なら、そこまで神経質になる必要はないと私は考えています。
ただし、洗濯物や大量の私物などが画面いっぱいに映る状態だと、本人も気になって話に集中しづらくなります。
画面に映る範囲だけ整理し、顔が極端に暗くならない位置に座る。それくらいで十分です。
ぼかし機能やシンプルなバーチャル背景を使用する場合も、髪や顔の輪郭が不自然に消えていないか一度確認しておきましょう。
また、窓を背にして座ると、画面によっては顔が暗く見えることがあります。
部屋全体を撮影スタジオのように整える必要はありませんが、面談前に自分の映像を表示し、顔・背景・カメラの角度を一度確認するだけでも十分です。
背景を30分かけて完璧に整えるより、職務経歴書を開けるか、マイクが使えるか、転職理由を話せるかを確認するほうが、面談の実用性は高まります。
ここは初めての人ほど逆になりやすいところです。
「部屋がどう見えるか」に意識を使い切ってしまうより、面談中の会話が止まらない環境づくりを優先してください。
オンライン面談と電話面談の違いは?どちらを選ぶべき?
初回のキャリア相談や模擬面接ならオンライン、短い確認なら電話が使いやすいというのが基本的な考え方です。
両方とも移動が不要というメリットがありますが、得意な場面は異なります。
比較項目 オンライン面談 電話面談
顔・表情 確認できる 確認できない
画面共有 利用できる場合がある 基本的にできない
資料を見ながら相談 しやすい 事前準備が必要
背景・カメラ準備 必要 不要
模擬面接 向いている 視線・表情を確認できない
短時間の確認 可能 特に使いやすい
JAC Recruitmentは2026年8月25日更新の記事で、電話面談ではWeb面談のような画面共有ができないため、履歴書や職務経歴書などを手元に準備しておくことを勧めています。
同記事では、面接対策なら電話よりWeb面談を活用し、本番を想定した服装で模擬面接をすることを推奨しています。
一方、次の選考について短いアドバイスを聞きたい場面では、電話の手軽さを生かせるとしています。
また、マイナビ転職 会計士のWeb面談案内でも、オンラインでは担当キャリアアドバイザーの顔を見ることができ、電話より細かなニュアンスを伝えやすい点が特徴として挙げられています。
ですから、「オンラインと電話はどちらが正解?」と悩む必要はありません。
相談内容に合わせて使い分ければいいのです。
初回面談は、職歴、転職理由、希望条件、今後のキャリアなど確認事項が多いため、私はオンラインのほうが認識を合わせやすいと考えています。
相手の表情を見ながら話せるため、「この説明で伝わったかな」と確認しやすい点もメリットです。
逆に、「明後日の面接でこの質問だけ確認したい」「求人票の一点だけ聞きたい」という場面なら、電話のほうが身軽でしょう。
オンライン面談と電話面談を「どちらが優れているか」で比べるのではなく、情報量が必要な相談か、短時間で済ませたい相談かで選ぶと分かりやすくなります。

転職エージェントのオンライン面談のやり方は?当日までの5ステップ
準備を複雑に考える必要はありません。
日程を決める→書類を用意する→希望を整理する→接続を確認する→面談後の行動を決めるという5段階で進めれば十分です。
「何から始めればいいか分からない」という人は、この順番通りに一つずつ進めてみてください。
1. 日時と利用ツールを確認する
登録後に担当者から案内が来たら、面談日時と接続方法を確認します。
利用するWeb会議ツールはエージェントやサービスによって異なるため、「Zoomだろう」「Teamsだろう」と決めつけず、届いた案内に従ってください。
アプリのインストールが必要なら、当日ではなく事前に済ませておきましょう。
JAC Recruitmentも、面談日程について希望日を複数提示したり、難しい曜日や時間帯を先に伝えたりすると調整しやすいと説明しています。
在職中で日中の面談が難しい場合も、最初から無理をして仕事を抜けるのではなく、対応できる時間帯を相談してみましょう。
面談直前には、接続URLがどこに届いているかも確認しておくと安心です。
メールを探しているうちに面談開始時刻を過ぎる、というトラブルを防ぎやすくなります。
2. 履歴書・職務経歴書を用意する
完成しているなら、履歴書や職務経歴書を事前に共有しておきます。
書類があると担当者も、「これまで何をしてきましたか?」という大きな質問だけではなく、「このプロジェクトではどこまで担当しましたか?」と具体的に聞きやすくなります。
ただし、完璧に完成していなければ面談できないわけではありません。
「まだ職務経歴書を作り切れていません」と伝え、書き方や整理方法から相談するのも転職エージェントの使い方の一つです。
むしろ初めて転職する人の場合、「自分の仕事の何がアピール材料になるのか分からない」という状態は珍しくありません。
営業なら売上実績、事務なら業務改善、エンジニアなら開発経験というように、本人にとっては日常業務でも、転職市場では評価材料になる経験があります。
面談では、担当者から質問されることで、自分では気づいていなかった経験を整理できることもあります。
3. 「希望→理由→許容範囲」の順で整理する
ここは、私がオンライン面談前の準備で特におすすめしている考え方です。
希望条件を伝えるときは、希望→理由→許容範囲の3つで整理すると担当者に意図が伝わりやすくなります。
たとえば、
「週2日以上は在宅勤務できる会社を希望しています。今は往復2時間の通勤と残業が重なり、平日に生活時間を確保できないためです。ただし残業が少なく通勤時間も短い会社なら、フル出社でも検討できます」
という伝え方です。
これなら、「リモートワーク」という言葉そのものが目的なのではなく、生活時間を取り戻したいことが本当の希望だと担当者に伝わります。
年収でも同じです。
「500万円以上」と数字だけ伝えるのではなく、「最低限維持したい水準なのか」「仕事内容によっては下げられるのか」まで伝えれば、紹介できる求人の幅が変わります。
希望条件は、次の3段階に分けてメモしておくと整理しやすくなります。
- 絶対に変えたいこと
- できれば実現したいこと
- 条件次第では妥協できること
たとえば、人間関係を理由に転職を考えている人でも、「人間関係が良い会社」という条件だけでは求人を探しにくいですよね。
そこで、「個人ノルマが強く競争的な環境を避けたい」「上司との1対1だけで仕事が決まる体制より、チームで相談できる職場がいい」と具体化すると、担当者も確認すべき職場環境が見えてきます。
オンラインでは対面よりも、しぐさや空気感などから意図を補完しにくい場面があります。
JAC Recruitmentも、画面越しや音声だけのコミュニケーションでは表情・視線などの情報が限られ、希望や考えが伝わり切らない可能性を指摘しています。
だからこそ、希望条件だけではなく「なぜそう思うのか」まで言葉にすることが大切です。
4. カメラ・マイク・通信を確認する
面談前には一度、使用端末でカメラ・マイクが使えるか確認しましょう。
確認したいのは豪華な機材ではなく、次の最低限の5点です。
- カメラが映る
- 声が届く
- 相手の声を聞ける
- 通信が大きく途切れない
- 必要な資料を開ける
Bluetoothイヤホンを使うなら、充電残量と接続先も確認してください。
普段まったく使っていない機器を「面談だから」と当日初めて使うより、慣れた機器を使うほうがトラブルは減らしやすいです。
加えて、オンライン面談では「完璧な接続」よりも、トラブルが起きたときに立て直せる準備も大切です。
万が一接続できない場合に備え、担当者から届いたメールや連絡方法を確認できる状態にしておきましょう。
音声が途切れたら一度入り直す、映像が重ければ担当者に状況を伝えるなど、落ち着いて対応すれば十分です。
転職エージェントとの面談は採用試験そのものではありません。通信トラブルが起きただけで「転職できない人」と判断される、と過度に考える必要はありません。
5. 面談後に「次に何をするか」を決める
面談が終わったら、それで終了にしないことも大切です。
JAC Recruitmentは、面談後に認識の食い違いを防ぐため、希望条件や次のアクションを要点に絞って確認する方法を紹介しています。
必ず長いお礼メールを書く必要がある、という意味ではありません。
「求人を3件確認する」「職務経歴書を修正する」「次回までに希望年収を整理する」など、次に自分が何をするのかを明確にして終えることが重要です。
ここは転職活動が止まりやすいポイントでもあります。
面談直後は「いろいろ話せてスッキリした」と感じても、次の行動が決まっていなければ、そのまま1週間、2週間と動かなくなることがあります。
反対に、「今週中に職務経歴書を修正する」「紹介された求人は日曜日までに見る」と一つだけでも決めておけば、転職活動を再開しやすくなります。
オンライン面談の価値は、相談した瞬間だけではなく、面談後に具体的な行動へつなげられるかで大きく変わります。
オンライン面談で起きやすい失敗は?転職支援者として気になる3つ
転職支援をしていると、オンライン面談で本当に困りやすいのは「背景が白くないこと」ではありません。
私が特に注意したいと感じるのは、資料不足・条件の優先順位不足・会社の環境から接続することの3つです。
職務経歴書を面談中に確認できない
「送ったから大丈夫」と思って自分の手元に資料を用意せず、担当者から「この会社での仕事内容を確認したいです」と聞かれて、本人が内容を確認できなくなるケースです。
スマホ面談では特に起こりやすいので、紙でも別端末でも構いません。自分も職務経歴書を見られる状態にしておきましょう。
特に転職回数が複数ある場合や、在籍期間が長い場合は、「何年にどの仕事を担当したか」をその場で思い出すのが難しいことがあります。
書類を手元に置いておけば、記憶だけに頼らず話せます。
希望条件に優先順位がない
「年収は上げたい、残業は減らしたい、在宅勤務したい、大手がいい、通勤は30分以内がいい」と希望を並べること自体は悪くありません。
問題は、全部が同じ優先順位になっている状態です。
求人を比較するときに迷いやすくなるので、
絶対に変えたい条件/できれば実現したい条件/妥協できる条件
くらいに分けておくと担当者も提案しやすくなります。
特に今の職場への不満が大きい時期ほど、「次は全部変えたい」と思いやすくなります。
私自身も転職を考え始めたときは、残業、人間関係、仕事内容、評価制度など、不満に感じていたものをすべて一度に変えたくなりました。
でも、条件を増やしすぎるほど選択肢は狭くなります。
だからこそ、「何が変われば今より働きやすくなるのか」を一つずつ整理することが大切です。
会社の端末や社内から接続する
「昼休みに会社の会議室から参加すればいいかな」と考える人もいますが、私はおすすめしません。
転職理由や応募企業名を話しているところを同僚に聞かれる可能性がありますし、会社が管理する機器・通信環境を転職活動に使うことにもなります。
転職活動は、できるだけ自分の端末と自分で確保した場所で進めましょう。
この3つは、照明や背景を完璧にするより優先度が高いと私は考えています。
面談の目的は「きれいに映ること」ではなく、担当者との情報交換を止めないことだからです。
オンライン面談では、準備を「映像」「通信」「相談内容」の3つに分けると整理しやすくなります。
映像は最低限で構いません。通信は会話が続く状態を確保し、残った時間を相談内容の整理に使う。
この順番にすると、見た目の準備に時間を使いすぎず、本当に重要な部分へ集中できます。
考察|オンライン面談は「まだ転職するか迷っている人」にこそ向いている
筆者として、オンライン面談が一般的な選択肢になったことの一番大きな意味は、転職を決意する前でも相談のハードルを下げられることだと考えています。
リクルートエージェントは、転職意思が固まっていない段階でも相談でき、中長期的なキャリアについて話すことも可能だと説明しています。
場合によっては、「今の会社でもう少し経験を積む」という助言になるケースもあるとしています。
JAC Recruitmentも、転職エージェントとの面談を通じて、転職すべきかどうかについて意見や判断材料を得られると説明しています。
私は、この使い方をもっと知ってほしいと思っています。
私自身、激務や人間関係に悩んでいた時期は、「辞めたい」と「本当に辞めて大丈夫なのかな」が頭の中でずっとぶつかっていました。
転職先を選ぶ以前に、自分が何に疲れているのか、今の会社に残る選択肢はあるのか、それすら整理できない状態だったんです。
そんなときに必要なのは、「今すぐ応募してください」と背中を押されることではなく、選択肢を並べて考えられる状態に戻すことです。
オンライン面談なら移動が不要なので、「まだ転職すると決めたわけではないのに、エージェントのオフィスまで行くのは大げさかも」という心理的なハードルを下げやすくなります。
一方で、オンライン化したからこそ気を付けたいこともあります。
対面では担当者が表情や間の取り方から察してくれることも、画面越しでは伝わりにくくなります。
だから私は、これからのオンライン面談では「何を希望するか」以上に、なぜそれを希望するのかを言語化する力が大切になると考えています。
たとえば「残業が少ない会社」という条件だけでは、月10時間ならよいのか、繁忙期だけ増えるのは許容できるのかまでは分かりません。
「今は毎日の帰宅が遅く、家に帰って寝るだけの生活になっている。平日に自分の時間を確保できる働き方に変えたい」と話せば、担当者は残業時間だけでなく、勤務時間、通勤、在宅勤務、繁忙期まで含めて求人を考えられます。
これは年収でも勤務地でも同じです。
「年収600万円が希望」という数字だけではなく、「今の生活水準を維持するため最低550万円は必要だが、仕事内容が希望に合えば多少の調整は可能」と伝えたほうが、担当者は求人を探しやすくなります。
つまり、オンライン面談で重要なのは話術ではありません。
希望→理由→許容範囲の順に、自分の事情を共有すること。
これができれば、対面でなくてもかなり深いキャリア相談ができます。
そして私はもう一つ、オンライン面談には「転職するかどうかを決める前に、自分の働き方を棚卸しできる」という価値があると考えています。
転職活動というと、求人を探して応募するところから始まるイメージがあります。
でも実際には、その前に「なぜ今つらいのか」「何が変われば続けられるのか」「次の職場で同じ問題を繰り返さないために何を見るべきか」を整理することが重要です。
人間関係が嫌だから転職したのに、次の会社でも似た環境を選んでしまう。
残業から逃れたいと思って転職したのに、求人票の年収だけを見て、再び長時間労働の会社を選んでしまう。
こうしたミスマッチを防ぐためにも、エージェント面談は「求人を紹介してもらう時間」だけではなく、自分の転職条件を言葉にする時間として使う価値があります。
オンラインなら、その最初の一歩を自宅から踏み出せます。
転職すると決め切れていなくても構いません。「今の会社を辞めるべきなのか分からない」という状態そのものを相談材料にしていいのです。
まとめ|スマホでも参加可能。背景より「話せる環境」を優先しよう
転職エージェントのオンライン面談は、対面と同じように経歴や希望を整理し、求人紹介やキャリア相談につなげるための場です。
スマホに対応しているサービスもありますが、対応端末や使用ツールは各社で異なります。資料を見ながら相談するなら、使える場合はパソコンのほうが進めやすいでしょう。
場所は、自宅などの静かで通信が安定し、第三者に会話を聞かれにくい場所がおすすめです。
背景は白い壁にこだわる必要はありません。画面に映る範囲を軽く整理し、表情が見える明るさを確保できれば十分です。
初回のキャリア相談や模擬面接ではオンライン、選考直前の短い確認では電話というように、目的によって使い分けると効率的です。
そして面談前に一番準備してほしいのは、カメラ映りではありません。
「次の会社で何を変えたいか」「なぜ変えたいか」「どこまでなら妥協できるか」を少しだけ考えてみてください。
答えがまだ出ていなくても大丈夫です。
「自分でも整理できていないので、一緒に考えたい」と伝えることも、立派な相談の始め方です。
オンライン面談は、転職することを決めた人だけのものではありません。
今の働き方に少しでも違和感があり、「このままでいいのかな」と感じているなら、その違和感を整理する入口として使うこともできます。
よくある質問
転職エージェントのオンライン面談はスマホだけでもできますか?
スマートフォンに対応しているサービスはあります。
たとえばマイナビ転職 会計士のWeb面談では、PC・タブレット・スマートフォンに対応しています。ただし利用ツールや対応端末はエージェントによって異なるため、予約時の案内を必ず確認してください。
スマホで参加する場合は、端末を固定し、履歴書や職務経歴書を紙や別端末でも確認できるようにしておくと、面談中の画面切り替えを減らせます。
自宅以外でオンライン面談を受けても大丈夫ですか?
自宅以外でも、静かで通信が安定し、会話を第三者に聞かれにくい場所なら利用しやすいでしょう。
転職理由や勤務先、年収、応募先候補などを話す可能性があるため、人の多いカフェより個室を確保できる場所をおすすめします。
また、勤務先の会議室や社用端末を利用するのではなく、自分で確保した場所と私物端末を使うほうが安心です。
オンライン面談と電話面談はどちらがいいですか?
初回相談、資料を見ながらの相談、模擬面接ならオンラインが向いています。
短時間の確認や選考直前のアドバイスであれば電話が便利です。
JAC Recruitmentも、面接対策ではWeb面談、短いワンポイント相談では電話を活用する考え方を紹介しています。
どちらか一方に決める必要はなく、相談内容に必要な情報量で使い分けると考えると分かりやすいでしょう。
参考にした主な公式情報
- JAC Recruitment「転職エージェントとの面談はWeb面談でも問題ない?Web面談(電話面談)だからこそ気を付けたいポイントを解説」公開日2024年9月9日、最終更新日2026年8月25日。
- JAC Recruitment「転職エージェントとの面談は何を話す?面談までの流れや聞かれること・注意点を解説」公開日2024年9月25日、最終更新日2026年6月30日。
- リクルートエージェント「転職エージェントとの面談の流れや必要な準備、最適な求人を紹介してもらうコツを紹介」記事更新日2026年8月12日。
- マイナビ転職 会計士「オンラインでキャリアアドバイザーに転職相談 Web面談サービス」。スマートフォン対応、Microsoft Teams利用、自宅以外では電波状況の安定した静かな場所を案内。
夏目結衣|若手専門転職アドバイザー


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