働きながらの転職活動は、土日に準備をまとめ、平日は面接や連絡だけに絞ると無理なく進めやすくなります。
土日は「求人比較・書類作成・企業研究・面接準備」、平日は「返信・面接」に分けるのがポイントです。土日だけで完結させるのではなく、平日の負担を減らす仕組みを先に作ると考えてみてください。
こんにちは!転職アドバイザーの夏目結衣です。毎日遅くまでの残業や、しんどい人間関係…本当にお疲れ様です。私もかつて「このままでいいのかな」と悩みながら、限界まで無理をして働いていた時期があるので、そのモヤモヤ痛いほどわかります。このブログでは、キレイごと抜きのリアルな葛藤や、エージェント業界のぶっちゃけ話も交えながら、あなたが自分らしい働き方を見つけるためのヒントを親身にお届けしますね!
私自身、激務と人間関係に疲れながら転職活動をした経験があるので、「平日はもう何も考えたくない」「土日しか転職活動する時間がない」という気持ちはよく分かります。
だからこそ今回は、休日を転職活動だけで潰しすぎず、土日の2日間を使って働きながら現実的に転職を進める方法に絞ってお話ししますね。
働きながら転職活動を土日に進めることはできる?

はい。自己分析、求人検索、応募書類、企業研究、面接対策などは土日にまとめて進められます。
一方で、企業との面接や現職での退職交渉など、相手の予定が関係する作業まで必ず休日にできるとは限りません。
最初にこの違いを知っておくだけでも、「土日に全部終わらせなきゃ」と焦らずに済みます。
転職活動の作業 土日に進めやすい? おすすめの進め方
自己分析・希望条件整理 ◎ 退職したい理由と次の会社で変えたい条件を整理
求人検索・比較 ◎ 保存だけで終わらず応募候補まで決める
履歴書・職務経歴書 ◎ 休日に汎用版を完成させる
企業研究・志望動機 ◎ 面接で確認したいことまでメモする
面接対策 ◎ 転職理由・自己PRを声に出して練習
Web応募・メール返信 ◎ 休日でも送信可能。返信文の下書きも作れる
面接 △ 土日対応もあるが平日指定の企業もある
退職交渉・引き継ぎ △ 現職の勤務日に進める場面が多い
「働きながら転職するのは特殊なのかな」と心配になる方もいますが、在職中に次の仕事を探すこと自体は珍しいものではありません。
エン・ジャパンが2018年11月8日に公表した「エン転職」ユーザー10,663人への調査では、86%が「在職中に転職活動を行なう」と回答しています。また、転職経験者の活動期間については7割が3カ月以内だったと報告されています。
少し古い調査なので現在の市場状況そのものを示す数字ではありませんが、働きながら活動する人が多いことを考える参考にはなります。
現在の転職市場を見ると、厚生労働省の「令和7年版 労働経済の分析」では、2024年の転職者数は331万人。2021年の290万人から増加し、3年連続の増加となりました。
さらに厚生労働省が2026年8月28日に発表した2026年7月の一般職業紹介状況では、有効求人倍率は1.18倍、正社員有効求人倍率は1.00倍、新規求人倍率は2.10倍でした。
もちろん、「求人倍率が高ければ簡単に転職できる」という意味ではありません。職種や地域、経験によって求人の選択肢は大きく異なります。
それでも、転職者や求人の動きが続いている状況のなかで、「平日に時間が取れないから、自分には転職できない」と決めつけなくていいと私は考えています。
土日だけで完結させようとしないのがコツ
働きながらの場合、毎日転職活動をする必要はありません。
むしろ私は転職相談で、「自分一人で完結する作業を休日へ寄せ、相手がいないと進まない作業だけ平日に残す」ように整理しています。
たとえば職務経歴書をゼロから作る作業は土日に行い、平日は応募企業に合わせて数行調整するだけにする。
求人も毎晩探し続けるのではなく、土日に応募候補を決めておき、平日は新着求人を軽く確認する程度にする。
こうすると、平日の夜に必要なのは「考える作業」より「決めてあることを実行する作業」が中心になります。
これが、土日転職を続けやすくする基本形です。
土日に何をする?転職活動を2日で進める休日スケジュール
土曜日は「作る・選ぶ」、日曜日は「調べる・備える」にすると、月曜日からの負担をかなり減らせます。
「土日は転職活動をする」とだけ決めると、土曜の朝から求人サイトを眺め続け、気づいたら夕方……ということが起こりがちです。
転職相談でもよくあるのが、平日の夜に毎日求人をチェックしているのに、比較するだけで疲れてしまい、応募書類や面接準備まで進まないパターンです。
そこで私は、休日のゴールを「何時間活動したか」ではなく、何を完成させたかで決める方法をおすすめしています。
- 土曜午前:転職理由と希望条件、職務経歴書を整理する
- 土曜午後:求人を比較し、応募候補まで決める
- 日曜午前:企業研究と志望動機をまとめる
- 日曜午後:面接回答を声に出して練習する
- 日曜夕方:翌週の面接可能日を3枠ほど決める
この流れなら、毎週すべてを一から考え直す必要がありません。
土曜午前|転職理由と職務経歴書を作る
まず土曜の午前中は、求人サイトを開く前に「なぜ転職したいのか」を整理します。
ここで考えたいのは、「会社が嫌」という気持ちを否定することではありません。
残業が多い、人間関係がつらい、給与が上がらない、評価に納得できない、仕事に将来性を感じない。
そう感じること自体には理由があります。
ただ、転職活動ではその不満を、「次の会社では何を変えたいのか」へ変換することが重要です。
たとえば「残業がつらい」なら、単に残業時間だけを見るのではなく、繁忙期、持ち帰り業務、休日対応、勤務時間の柔軟性なども確認対象になります。
「上司との関係がつらい」なら、配属部署の人数、上司との距離、評価方法、仕事の任され方を質問する材料になります。
「給与が上がらない」なら、基本給だけではなく、評価制度や昇給の考え方、役割が増えた場合の待遇まで確認したいですよね。
嫌だったことを「求人を見る基準」に変えると、転職理由は企業選びの軸になります。
その後、履歴書と職務経歴書の汎用版を作ります。
企業ごとに職務経歴書をゼロから書く必要はありません。
営業職なら、担当顧客、扱った商材、営業方法、目標、実績、工夫したことを一度まとめておきます。
応募先によって「新規開拓」を強く出すのか、「既存顧客との関係構築」を強く出すのかを変えればいいんです。
事務職なら、担当業務を並べるだけではなく、「月何件程度を処理したか」「どんな部署と調整したか」「Excelやシステムをどう使ったか」といった再現性のある情報まで棚卸ししておくと修正しやすくなります。
休日に80~90%まで作り、平日は企業ごとの差分だけ修正する。
この形にすると、仕事から帰宅した後に真っ白な画面を見ながら文章を一から考える必要がなくなります。
土曜午後|求人を探すだけでなく「応募候補」まで決める
午後は求人検索です。
ただし、気になる求人を延々と保存するだけでは転職活動は前へ進みません。
私ならその日のうちに、「応募する」「もう少し調べる」「見送る」の3段階まで整理します。
そして、迷った求人については「なぜ迷っているのか」を短く残しておくのがおすすめです。
たとえば「仕事内容は魅力的だが残業時間が不明」「年収は希望内だが転勤範囲が分からない」と残しておけば、企業研究や面接で確認すべき点が明確になります。
ここでは最初から100点の求人を探そうとしすぎないことも大切です。
dodaが2026年5月25日に公開したデータでは、2025年4月~2026年3月にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人の平均応募求人数は31.9社でした。
2社以上に応募した人は94.9%、11社以上は66.4%です。
これはdoda利用者のデータなので転職者全体にそのまま当てはめることはできませんが、「1社だけを完璧に調べてから次へ」という進め方だけが正解ではないことは分かります。
もちろん、「31社応募しなければいけない」という意味ではありません。
経験や職種、希望条件によって必要な応募数は違いますし、興味のない求人へ数だけ増やして応募する必要もありません。
大切なのは、求人を見ること自体を目的にせず、応募するかどうかの判断まで進めることです。
日曜午前|企業研究と志望動機をまとめる
日曜午前は、応募候補の企業を調べます。
求人票に書かれた給与や休日だけではなく、仕事内容、配属部署、求められる経験、働き方、評価制度、事業内容を確認してみてください。
ここで役立つのが、土曜日に整理した「今の会社で変えたいこと」です。
たとえば転職理由が長時間労働なら、年間休日だけ確認して終わらず、月平均残業、繁忙期、休日出勤の有無なども見る。
人間関係が理由なら、「雰囲気が良さそう」という感覚だけで判断せず、チーム人数、上司との仕事の進め方、評価制度など、面接で質問できる項目に変えておきます。
私は、企業研究のゴールは「その企業について詳しくなること」だけではないと考えています。
求人票では分からないことを発見し、面接で何を確認するか決めること。
ここまでできれば、休日の企業研究が実際の会社選びにつながります。
志望動機も企業の魅力を褒める文章だけにしなくて大丈夫です。
「これまで何をしてきたか」「その経験を応募先のどこで活かせそうか」「今後何をしたいか」の3点をつなげると、自分の経験を軸にした志望動機を作りやすくなります。
たとえば、現在の仕事で既存顧客への提案を続けてきた人なら、応募先が顧客との長期的な関係構築を重視している点と結びつけられるかもしれません。
企業研究は、知識を増やすためだけではなく、自分と会社の接点を探すために行うと考えると分かりやすいですよ。

日曜午後|面接回答を声に出して練習する
日曜午後は面接準備です。
最低限、「転職理由」「志望動機」「自己PR」「これまでの仕事内容」「退職理由」「希望条件」は、自分の言葉で説明できる状態にしておきましょう。
ここでおすすめなのは、文章を丸暗記するのではなく、実際に声に出すことです。
書けば自然に見える文章でも、口にすると長すぎたり、自分でも意味が分からなくなったりすることがあります。
転職面接では、文章として完璧な回答より、質問に対して自然に説明できることのほうが大切です。
そのため、一言一句覚えるのではなく、「最初に結論」「具体例」「応募先でどう活かすか」という順番だけ決めておくと話しやすくなります。
特に転職理由は、「今の会社がつらい」という本音だけを消そうとしなくて大丈夫です。
ただし面接では、不満をそのままぶつけるのではなく、
「現在は○○という働き方ですが、今後は△△に挑戦したいと考えています」
というように、過去の不満から未来の希望へ話をつなぐことがポイントです。
たとえば「残業が多すぎるので辞めたい」で終わらせず、「現職では繁忙期を中心に業務時間が長くなりやすいため、今後は業務改善にも関わりながら、継続的に成果を出せる環境で経験を積みたい」と整理するイメージです。
事実を隠す必要はありませんが、「何から逃げたいか」だけではなく「次に何を実現したいか」まで伝えられると、転職理由の納得感が高まります。
日曜夕方|翌週の面接可能日を3枠決めておく
ここが、私が特におすすめしたい部分です。
日曜日の夕方に翌週の予定を確認し、面接に使える時間をあらかじめ3つ程度決めておきます。
たとえば「火曜19時以降」「木曜18時30分以降」「金曜は午後休を取れれば14時以降」という状態にしておきます。
企業から面接候補日の連絡が来てから、仕事の予定、会議、上司の予定、有給残日数まで確認し始めると、それだけで返信が遅くなります。
逆に、候補日時が決まっていれば、平日はスマートフォンから返信するだけです。
私はこれを、「日曜日に来週の転職活動を予約しておく」感覚で使っています。
加えて、面接枠をすべて転職活動で埋める必要はありません。
転職活動が長くなるほど、休む時間まで削ると続きにくくなります。
「この時間は転職活動」「この時間は完全に休む」と決めておくほうが、結果的に集中しやすくなります。
土日の目的は転職活動を大量に詰め込むことではありません。
月曜日からの自分が「次に何をすればいいんだっけ?」と考えなくて済む状態を作ることなんです。
転職面接は土日でもできる?休日1Day選考会の実例と平日対策
土日面接を行う企業は実際にあります。ただし全企業が対応するわけではないため、休日選考だけに絞らないほうが選択肢を保てます。
2026年9月時点でも、「休日1Day選考会」「土曜選考会」の求人は確認できます。
リクルートエージェントの求人検索では、株式会社ノースサンドの福岡勤務向けITコンサルタント求人で、2026年9月13日(日)の休日1Day選考会が掲載されています。面接形式はオンラインと案内されています。
つまり、「中途採用の面接は必ず平日日中」というわけではありません。
土日選考は、平日に勤務している応募者にとって参加しやすい仕組みの一つです。
一方で、休日選考は企業が採用状況に応じて個別に設定しているもので、共通制度ではありません。
採用担当者だけでなく、配属予定部署の責任者や役員が面接する企業では、平日しか予定を合わせられない場合もあります。
一次面接はオンラインで平日夜に対応できても、最終面接は役員の都合から平日日中になるケースも考えられます。
だから私は、魅力的な求人を見つけたら「土日に面接できない」という理由だけで応募対象から外すことはおすすめしません。
土日対応の有無は応募先を決める絶対条件ではなく、日程調整の一要素として見るくらいが現実的です。
平日面接になったら「断る」より代替案を出す
面接日時を相談するときは、「平日は無理です」だけで終わらせないことが大切です。
オンライン面接、始業前、夕方以降、有給休暇、半休などを組み合わせれば参加できるケースがあります。
たとえば18時に仕事が終わるなら、「19時以降ならオンライン面接可能」と伝える。
最終面接が平日日中に限られるなら、その面接だけ半休や有給休暇を使う。
毎回休むのではなく、重要度に応じて平日の時間を使い分けると、現職への影響を抑えやすくなります。
また、選考回数そのものを減らせる可能性もあります。
2026年夏時点でdodaに掲載された株式会社AMAL FLAGの求人では、一次面接と二次面接を同日に実施することも可能と案内されています。
別の学校法人三幸学園の掲載求人でも、採用説明・職場見学と適性検査・一次面接について同日実施可能とされていました。
もちろん、すべての企業が同じ対応をしてくれるわけではありません。
それでも、
「在職中のため、○日18時30分以降、○日19時以降、○日は午後休を取得できるため14時以降で調整可能です」
というように、複数候補をこちらから提示すれば、単に「平日は難しいです」と伝えるより調整しやすくなります。
可能なら2~3候補をまとめて出しておくと、企業側も予定を確認しやすくなります。
時間がない人ほど、予定を断るのではなく、参加できる条件を具体的に伝える。
この違いは意外と大きいですよ。
面接が重なったら「全部別の日」にしなくてもいい
働きながら転職活動を進めると、複数企業の選考が同時に進むことがあります。
そのたびに別々の日へ有給休暇を入れていると、現職との両立が急に難しくなります。
オンライン面接なら平日夜へ寄せ、対面面接が必要な企業は同じ午後に調整できないか相談するなど、面接日程そのものをまとめる発想も役立ちます。
ただし、移動時間を詰め込みすぎたり、面接直後に別企業の面接を入れて気持ちを切り替えられなくなったりするのは逆効果です。
時間効率だけでなく、落ち着いて選考を受けられる余白も残しておきましょう。
平日の転職活動を減らすには?エージェントと情報管理の使い方
働きながら転職する人は、自分でしかできない判断に時間を使い、日程調整など任せられる仕事を減らすのが効率的です。
転職エージェントを使うメリットも、求人を紹介してもらうことだけではありません。
面接日程の調整、書類へのアドバイス、企業への確認など、自分が勤務している時間帯に発生しやすい連絡をサポートしてもらえる場合があります。
たとえば「平日は19時以降しか面接できない」「最終面接だけなら半休を取れる」と担当者へ最初に伝えておけば、紹介先との日程調整でも前提条件を共有しやすくなります。
ただし、「転職エージェント=土日いつでも対応」ではありません。
たとえばIT・Web・ゲーム業界向けのGeeklyは、公式FAQで、在職中の場合の内定から入社までを1~2カ月程度の目安とし、キャリアアドバイザーを通じた入社時期の調整が可能と案内しています。
一方、公式問い合わせ窓口の電話受付は10時~19時、月~金で土日祝日を除くと明記されています。
つまり、休日に自分が活動できても、担当者や企業側の対応時間が同じとは限りません。
登録前には、初回面談の休日対応、担当者との連絡方法、面接日程の調整範囲、書類添削の方法などを確認しておくと安心です。
ただし、会社選びそのものまで任せる必要はありません。
私はエージェントを、「転職先を決める人」ではなく、「判断に使える材料と時間を増やす人」として利用するのがちょうどいいと考えています。
求人を紹介されたら、土日に整理した希望条件と照らして自分で判断する。
気になる点があれば担当者から企業へ確認してもらう。
選考が進んだら面接日時を調整してもらう。
こうして役割分担をすると、平日に転職活動へ使う時間を減らしやすくなります。
転職活動の情報は1カ所にまとめる
もう一つ、働きながら転職するときに意外と負担になるのが情報管理です。
求人サイト、転職エージェント、企業からのメールを並行して使い始めると、「この会社は応募済み?」「面接日はいつ?」「この求人の気になる点は何だった?」と確認する時間が増えていきます。
そこで、企業名・応募日・選考状況・次の予定・確認したいことだけでも、自分が見やすいメモや表にまとめておくと便利です。
特に複数企業へ応募する場合は、「応募したこと」より次に何をする必要があるかを管理すると動きやすくなります。
たとえば「A社=一次面接の日程返信待ち」「B社=日曜に企業研究」「C社=職務経歴書を調整して月曜提出」と分かれば、休日に優先順位をつけやすくなります。
会社に知られないため、転職活動と仕事の情報は分ける
土日に転職活動をまとめるメリットには、現職との切り分けがしやすいこともあります。
会社のパソコンや会社メールを使って求人を探したり、応募先へ連絡したりするのは避け、私物のスマートフォンやパソコン、個人メールを使うほうが安全です。
求人サイトや転職エージェントへの登録も、会社から支給された端末ではなく個人端末から行うほうが、現職の業務と転職活動を分けやすくなります。
応募書類に実績を書く場合も注意してください。
厚生労働省の「確かめよう労働条件」では、労働契約上、労働者は使用者の業務上の秘密を保持すべき義務を負うという基本的な考え方が示されています。
また、厚生労働省の副業・兼業に関する資料でも、在職中の秘密保持義務や競業避止義務が説明されています。
そのため、顧客名簿、社内限定資料、未公開の売上情報、技術情報などを転職活動へそのまま持ち出すのは避ける必要があります。
職務経歴書に実績を書く場合は、「主要法人顧客を担当」「売上を前年から○%改善」など、守秘義務に配慮しながら自分の成果を説明する方法を考えましょう。
具体性は必要ですが、具体的であることと、会社の機密情報をそのまま書くことは別です。
なお、転職活動と就業規則・契約上の関係は個別事情で異なります。
法的な判断が必要なケースでは、自社の規定を確認したうえで、必要に応じて専門家や公的相談窓口へ確認してください。

考察|土日転職のコツは「活動時間」より平日の判断回数を減らすこと
ここからは私の考えです。
働きながら転職活動をするとき、一番避けたいのは「平日も休日も全部頑張ろう」とすることだと思っています。
朝から仕事をして、帰宅後に求人を見る。
職務経歴書を書き、企業研究をして、面接回答を考える。
土日も朝から求人サイトを開く。
これでは、今の仕事に加えて「転職活動という2つ目の仕事」を抱えているような状態になってしまいます。
私自身、転職活動に苦戦していたころは、「何かしていないと転職できない」という焦りから、疲れている平日の夜にも求人を何度も見ていました。
でも、求人を30分眺めたからといって、応募書類が完成するわけでも、面接が決まるわけでもありません。
だからこそ今は、休日に増やすべきなのは活動時間ではなく、翌週に使える完成品だと考えています。
土曜日に職務経歴書の汎用版が完成している。
応募候補が決まっている。
日曜日に企業研究が終わっている。
面接候補日が3つ決まっている。
ここまで準備しておけば、平日に考えることは一気に減ります。
企業からメールが来たら候補日を返信する。
求人を紹介されたら、土日に作った条件と照らして判断する。
書類提出を求められたら、汎用版を少し修正する。
転職活動で疲れる原因は、作業量だけでなく「次に何をするか」を毎回判断しなければならないことにもあります。
私は、この「判断回数」を休日にまとめて減らす発想が、働きながら転職する人にとってかなり重要だと感じています。
「完全土日完結」にこだわると転職の目的が逆転する
もう一つ大事なのが、土日だけで選考できる企業に絞りすぎないことです。
休日1Day選考会は便利です。
オンライン面接も助かります。
でも、あなたが転職したい理由が「長時間労働を変えたい」「人間関係を変えたい」「仕事内容を変えたい」なのであれば、本当に見るべきなのは面接曜日ではなく、入社後の働き方ですよね。
「土日に面接できる」という条件だけで企業を選び、肝心の仕事内容や職場環境を妥協してしまったら、本末転倒です。
逆に、本当に働きたい企業の最終面接が平日の午後しか設定できないのであれば、その1回のために半休や有給休暇を検討する価値はあるかもしれません。
私は、「土日しか使えないから企業を選ぶ」のではなく、「企業を選ぶために土日を最大限使い、本当に必要なときだけ平日を使う」という順番がいいと考えています。
この違いは小さく見えますが、転職先選びではかなり重要です。
目の前の転職活動を楽にすることと、入社後の働き方を良くすることを混同しないようにしたいですね。
在職中だからできる「現職との比較」も武器になる
働きながら転職することには、時間が少ないという弱点だけでなく強みもあります。
それは、今の職場を比較対象にできることです。
「今の残業時間と比べてどうか」
「今の評価制度で不満だった部分は変わるか」
「今より成長できる仕事なのか」
「今の職場でつらかった人間関係の構造が繰り返されないか」
こうして比較すると、「有名だから」「年収が少し高いから」といった表面的な条件だけで会社を選びにくくなります。
転職活動を始めるほど今の会社が嫌になっていると、「とにかく早く辞めたい」という気持ちになることもあります。
その気持ちは否定しなくて大丈夫です。
私も、仕事で疲れている時期には「もうここではない場所なら、どこでもいい」と考えたことがありました。
でも、転職は今の職場から出ることだけがゴールではありません。
休日に少し時間を取って、「今の会社から何を変えられたら転職成功と言えるのか」を考えてみてください。
ここが決まると、求人を探す速さより、求人を見極める精度が上がっていきます。
土日の転職活動では「やらないこと」を決めるのも大切
私は、土日を上手に使う人ほど「何をするか」だけでなく「何をしないか」も決めたほうがいいと考えています。
たとえば、毎週すべての求人サイトを最初から最後まで見る必要はありません。
一度見送った求人を何度も開き直したり、まだ応募もしていない企業の口コミを延々と読み続けたりすると、それだけで休日が終わってしまいます。
情報収集は大切ですが、情報が増えるほど判断できるとは限りません。
「今日は応募候補を3社決めたら終了」「企業研究は次の面接が決まった会社を優先する」とゴールを決めて、終わったら休むことも転職活動の一部です。
特に、今の仕事ですでに疲れている人は、転職活動のために回復する時間まで失わないことを意識してください。
長く続けられるペースを作ることも、働きながら転職活動を成功させるための準備だと私は考えています。
まとめ|働きながらの転職活動は土日で「翌週を軽くする」
働きながら転職活動をするなら、土日にすべてを終わらせようとする必要はありません。
土曜は「転職理由・応募書類・求人選び」、日曜は「企業研究・面接対策・翌週の日程準備」まで進め、平日は返信と面接を中心にする。
この分け方なら、仕事で疲れた平日の夜に毎日求人を探したり、ゼロから志望動機を書いたりする時間を減らせます。
休日1Day選考会やオンライン面接を行う企業も実際にありますが、すべての会社が土日対応ではありません。
そのため、完全な「土日だけの転職活動」にこだわるより、休日に準備を集約し、必要な場面だけ平日の夕方、半休、有給休暇などを使うほうが、応募先の選択肢を狭めずに済みます。
転職エージェントを使う場合も、求人紹介だけではなく、日程調整や企業への確認を任せられることがあります。
一方で、どの会社を選ぶか、今の職場から何を変えたいのかを決めるのは自分自身です。
そして何より、転職活動まで毎日100点を取ろうとしなくて大丈夫です。
休日に未来の自分が使える材料を作り、平日は考えることを減らす。
「土日に転職活動を頑張る」のではなく、「土日を使って平日の自分を助ける」と考えると、仕事と転職活動を両立しやすくなります。
私は、それが働きながら焦らず次の職場を選ぶための、現実的な転職活動の進め方だと考えています。
よくある質問
働きながらの転職活動は土日だけでもできますか?
自己分析、求人検索、履歴書・職務経歴書作成、企業研究、Web応募、面接対策などは土日に進められます。
ただし、企業との面接などは平日指定になる場合があります。完全な土日完結を目指すより、土日に準備を済ませて平日の作業を最小限にする方法がおすすめです。
土日の転職活動は何から始めるのがおすすめですか?
最初に「今の会社で何がつらいのか」「次の会社では何を変えたいのか」を整理し、その後に職務経歴書の汎用版を作ると進めやすくなります。
求人を見るだけで休日を終わらせず、応募候補と翌週の面接可能日まで決めるところをゴールにしてみてください。
土曜日に「作る・選ぶ」、日曜日に「調べる・備える」と役割を分けると、迷いにくくなります。
転職面接を土日にしてもらうことはできますか?
企業によっては土日選考会や休日1Day選考会を実施しています。
平日面接の場合でも、オンライン、夕方以降、半休、複数面接の同日調整などを相談できるケースがあります。
ただし、対応可能な日時や選考方法は企業ごとに異なるため、「平日は無理です」と断るだけではなく、参加できる候補日時を2~3個提示して確認すると調整しやすくなります。
若手専門転職アドバイザー
夏目結衣


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