転職エージェントの2回目面談では、紹介求人への感想や希望条件の変化、選考状況を共有し、転職の軸を具体化することが中心です。
初回と同じ説明を最初からやり直す場ではありません。求人を実際に見た後の本音を伝え、これから応募する企業や働き方の条件を現実的に整理する時間と考えると分かりやすいでしょう。
こんにちは!転職アドバイザーの夏目結衣です。毎日遅くまでの残業や、しんどい人間関係…本当にお疲れ様です。私もかつて「このままでいいのかな」と悩みながら、限界まで無理をして働いていた時期があるので、そのモヤモヤ痛いほどわかります。このブログでは、キレイごと抜きのリアルな葛藤や、エージェント業界のぶっちゃけ話も交えながら、あなたが自分らしい働き方を見つけるためのヒントを親身にお届けしますね!
「転職エージェントから2回目の面談を提案されたけれど、何を話せばいいの?」「面談が何回もあるのは、転職活動がうまくいっていないから?」と心配になっていませんか。
結論からいうと、2回目の面談があること自体は珍しいことではなく、悪い意味とも限りません。
紹介された求人を見たことで希望条件が変わったり、応募先が決まって面接対策が必要になったり、複数社の選考が進んでスケジュール整理が必要になったりと、転職活動が具体化した結果として面談が追加されるケースがあります。
むしろ2回目は、「初回面談の答え合わせ」をする大切なタイミングです。
この記事では、転職エージェントとの2回目の面談で何を話すのか、事前に何を準備すればいいのか、面談回数や頻度が増える理由、担当者を見極めるポイントまで、公開されている転職支援情報や調査データを確認しながら詳しく整理します。
転職エージェントとの2回目の面談は何を話す?

転職エージェントとの2回目の面談で中心になるのは、初回面談後に増えた情報のアップデートです。
初回では、職歴やスキル、転職理由、希望する職種、勤務地、年収、転職時期などを広く確認することが一般的です。
一方、2回目になる頃には、すでに求人紹介を受けていたり、企業への応募を始めていたりする人もいます。
そのため、主に次のような内容を話します。
- 紹介された求人の良かった点・合わなかった点
- 初回面談から変わった希望条件
- 応募したい企業、見送りたい企業とその理由
- 書類選考や面接など現在の選考状況
- 他の転職エージェントや直接応募の進捗
- 転職希望時期、入社可能時期
- 面接で伝える転職理由や自己PR
- 年収、勤務地、残業、休日、転勤などの優先順位
- 応募企業に合わせた面接対策
つまり、2回目は「経歴をもう一度説明する面談」というより、初回に立てた仮の転職条件を、実際の求人を見ながら修正する面談と考えるとよいでしょう。
初回面談では、「残業を減らしたい」「今より年収を上げたい」「人間関係の良い会社へ行きたい」という大まかな希望しか言葉にできなくても問題ありません。
実際の求人を見ることで、その希望が少しずつ具体化していくからです。
2回目では「求人を見てどう感じたか」が重要
株式会社アドバンスフローが運営する「#就職しよう」の「転職エージェントとの面談回数はどれくらいなのか?」という記事では、転職エージェントとの面談は初回を含めて2〜3回程度が多いと説明されています。
同記事では、2回目以降に面接対策を行ったり、転職活動への気持ちの変化や他社の選考状況を確認したりするケースがあるとしています。
ここで注意したいのは、この「#就職しよう」の記事の公開日です。
元の記事で2026年8月27日公開とされていましたが、確認できる公開情報では2022年11月7日となっています。
転職活動の流れを理解する参考にはなりますが、「2026年の最新調査で2〜3回と判明した」という意味ではありません。
面談回数に公的な統計や全エージェント共通のルールがあるわけでもないため、「2〜3回」は一つの目安として受け取るのが適切です。
私は、この違いをきちんと押さえておくことが大切だと考えています。
転職エージェントについて検索すると「平均○回」「通常○回」と数字だけが独り歩きしがちですが、実際にはサービスの支援方針や本人の選考状況によって接点の数はかなり変わるからです。
大切なのは、2回目があるかどうかではなく、1回目から何をアップデートするための面談なのかを見ることです。
初回面談との違いは「抽象」から「具体」へ変わること
たとえば、初回面談で「残業が少ない会社に転職したい」と話したとします。
その時点では、それだけでも十分です。
ところが実際の求人を見ると、こんな本音が出てくることがあります。
- 残業月10時間程度なら理想だけれど、仕事内容が良ければ20時間程度まで検討できる
- 残業時間より、土日休みが崩れないことのほうが大切だった
- 残業は少なくても通勤に片道90分かかるなら厳しい
- 年収が少し下がっても、休日が増えるなら検討したい
これこそ2回目の面談で伝えたい情報です。
私は転職活動で悩んでいた頃、最初は「とにかく今の職場を離れたい」という気持ちが大きく、自分が次の会社に何を求めているのかまで整理できていませんでした。
でも、求人を見るほど「何が嫌だったか」だけでなく「次は何を守りたいか」が見えてきたんですよね。
初回で答えた内容を変えてはいけない、と思う必要はありません。
むしろ、実際の求人を見たからこそ条件の優先順位が変わるのは自然なことです。
2回目では、「前回と言っていることが違う」と気にするより、「求人を見て考えがこう変わりました」と伝えましょう。
紹介求人は「応募する・しない」だけで答えない
2回目までに求人を紹介されているなら、「応募します」「応募しません」だけで終わらせず、その理由まで伝えてみましょう。
たとえば、次のように説明できます。
- 「A社は仕事内容と年収は魅力的ですが、全国転勤が気になります」
- 「B社は休日条件は理想的ですが、今後伸ばしたいスキルとは少し違います」
- 「C社は最初は興味がなかったものの、業務内容を読むと今までの経験を生かせそうだと感じました」
ここまで伝えられると、担当者も次に探す求人の方向性を修正できます。
単に「この求人は嫌です」と返すより、「なぜ嫌だったのか」を共有したほうが、あなた自身の転職軸も整理しやすくなります。
求人票は、応募する会社を探すだけでなく、自分の価値観を確認する材料にもなる。
私はこれが、2回目の面談を活用するときの重要な視点だと思っています。
特に「なんとなく違う」と感じた求人こそ、その理由を一度掘り下げてみてください。
勤務地なのか、仕事内容なのか、会社規模なのか、年収なのか、働き方なのか。
違和感の正体を言葉にできると、次の求人選びが一気に楽になることがあります。
2回目の面談でよく聞かれそうなことは?
転職エージェントによって質問内容は異なりますが、2回目では次のような確認が行われる可能性があります。
- 紹介した求人の中で興味を持った会社はありましたか
- 見送った求人はどこが合いませんでしたか
- 初回面談から希望条件に変化はありますか
- 転職時期に変化はありませんか
- 他社の選考はどこまで進んでいますか
- 応募したい企業は決まりましたか
- 面接で不安なことはありますか
- 年収と働き方ではどちらを優先しますか
ここで大切なのは、模範解答を作ることではありません。
「まだ迷っています」「求人を見て考えが変わりました」と答えても大丈夫です。
転職エージェントとの面談は、企業の採用面接とは目的が違います。
迷っていることまで共有したほうが、その後の支援につながりやすいと私は考えています。

転職エージェントとの2回目の面談前に何を準備する?
2回目の面談だからといって、採用面接のように完璧な回答を準備する必要はありません。
準備してほしいのは、初回面談の後に自分の考えがどう変化したかです。
特に求人紹介を受けているなら、面談前に10〜15分でも構わないので、紹介求人を振り返っておくと話がスムーズになります。
全部の求人を細かく分析する必要はありません。
「気になる」「判断できない」「見送りたい」の3つ程度に分け、それぞれ一言理由を付けるだけでも十分です。
希望条件を3段階に整理しておく
私は、転職条件を次の3段階に分ける方法をおすすめしています。
- 必須条件:満たさない場合は原則として応募しない
- 希望条件:できれば満たしたいが、他条件次第では調整できる
- 優先度が低い条件:満たさなくても今回の転職目的には大きく影響しない
たとえば、長時間労働が理由で転職を考えている人なら、残業時間や休日出勤の有無が必須条件になるかもしれません。
給与への不満が大きい人なら、仕事内容を大きく変えずに年収を改善できることが優先条件になるでしょう。
人間関係に疲れている場合も、「雰囲気の良い会社」という曖昧な条件のままにせず、「個人ノルマが強すぎない」「相談できる上司がいる」「チームで仕事を進める」など、自分が安心して働けそうな状態を言葉にしてみると求人を比べやすくなります。
大切なのは「一般的に良い会社」を選ぶことではありません。
今回の転職で何を解決したいのかを基準にすることです。
私は、条件を3段階に分けるときには「今の職場で何が一番つらいのか」から逆算する方法も有効だと考えています。
残業が限界なら、給与が少し上がる求人より、労働時間を改善できる求人のほうが転職目的に合っている可能性があります。
逆に仕事内容には満足していて待遇だけが不満なら、無理に未経験職種へ方向転換する必要はありません。
初回面談と希望条件が変わっても大丈夫
「前回は年収500万円以上と言ったけれど、実際の求人を見たら480万円でも働き方が改善するなら検討したい」
「営業以外を希望していたけれど、法人営業ならこれまでの経験を生かせるかもしれない」
「リモートワーク必須だと思っていたけれど、通勤30分以内なら出社でもいいと気づいた」
こんな変化は珍しいものではありません。
希望を変更することは「前回の発言を撤回すること」ではなく、判断材料が増えた結果、転職軸の解像度が上がったことだと私は考えています。
担当者に遠慮して、初回に言った条件へ自分を合わせる必要はありません。
逆に変化を伝えなければ、担当者は以前の条件を前提に求人を探し続けることになります。
「前回はこう考えていましたが、求人を見て今はこう考えています」と伝えれば十分です。
他社エージェントや直接応募の選考状況も整理する
複数の転職サービスを使っている場合は、次の程度でもいいので整理しておきましょう。
- A社は書類選考中
- B社は一次面接予定
- C社は別のエージェント経由ですでに応募済み
特に同じ企業への重複応募は避ける必要があります。
応募経路によって管理方法は異なりますが、「どの企業へ、どのサービス経由で応募したのか」を自分でも記録しておくと安心です。
また、複数企業の選考が進んだ場合、内定のタイミングをできるだけ近づけたいこともあります。
比較検討する時間を確保するためにも、選考段階や面接予定日は担当者に共有しておく価値があります。
転職活動が忙しくなってくると、「どこにいつ応募したか」だけでも分からなくなりがちです。
企業名、応募経路、応募日、現在の選考段階、次回予定だけでもメモしておくと、2回目以降の面談がかなり進めやすくなります。
2回目面談前に最低限メモしておきたい5項目
準備に時間をかけられない人は、次の5項目だけ確認しておけば十分です。
- 一番興味を持った求人とその理由
- 見送った求人とその理由
- 初回から変わった希望条件
- 現在応募している企業と選考段階
- 担当者に質問したいこと
この5項目があれば、2回目の面談で「何を話せばいいか分からない」という状態はかなり避けやすくなります。
完璧に整理してから面談する必要はありません。
むしろ、「ここだけ自分では決め切れないので相談したい」と持ち込むことも、転職エージェントの使い方の一つです。
転職エージェントとの面談回数は何回?2回・3回以上もある?
転職エージェントとの面談回数に、すべての会社で共通する決まりはありません。
先ほど紹介した「#就職しよう」では初回を含め2〜3回程度が多いとされていますが、一方で継続的な面談をサービスの特徴としているエージェントも存在します。
実際、キャリアパーク就職エージェントは自社サービスの説明で「一般的な就職エージェントでの面談回数は1人につき2〜3回」としたうえで、自社では平均6回の面談を行うと案内しています。
また、営業職に特化したSQiL Career Agentは、自社の支援について面談回数を平均10.6回と公表しています。
つまり、「転職エージェントは2回で終わるもの」と決まっているわけではありません。
支援スタイルによってかなり差があるのです。
面談の段階ごとの主な内容を整理すると、次のようになります。
面談の段階 話す内容の例
初回 職歴、スキル、転職理由、希望条件、転職時期
2回目 紹介求人への感想、希望条件の修正、応募方針
選考中 面接対策、選考状況、他社とのスケジュール調整
最終選考前後 志望順位、入社意思、条件の確認
内定後 年収・入社日・退職時期などの確認
私は、「普通は何回なの?」と数字だけを気にするより、その面談で何が前に進むのかを見るほうが大切だと思っています。
3回面談して毎回同じ質問をされるのであれば、あまり効率的とはいえません。
逆に5回面談していても、求人整理、書類添削、一次面接対策、最終面接対策、条件確認と毎回目的が違うのであれば、回数だけで「多すぎる」とは判断できません。
dodaの「平均2.2回」はエージェント面談ではなく企業面接
ここは検索時に混同しやすいので注意してください。
dodaには「転職の面接は平均何回?」という調査記事があり、dodaエージェントサービスに寄せられた約3,000社・1万5,000件の求人情報をもとに、中途採用の面接回数を集計しています。
その結果では、企業が応募者に行う採用面接の平均回数は2.2回です。
内訳は次のとおりです。
- 2回:67%
- 3回:25%
- 1回:6%
- 4回以上:2%
ただし、この2.2回は転職エージェントとのキャリア面談回数ではなく、応募先企業が行う採用面接の回数です。
また、この調査は現在のすべての企業をリアルタイムで集計した数字ではありません。
doda上で現在も掲載されている参考データではありますが、企業や職種、採用ポジションによって実際の面接回数は異なります。
「エージェントと2回面談したから、転職活動の面談は平均的」といった比較には使えない数字なので、分けて考えましょう。
検索結果では「面談」と「面接」が近い言葉として並ぶため、この2つは特に混同しやすいポイントです。
転職エージェントとの面談はキャリア相談や求人整理のための時間、企業面接は採用可否を判断する選考と、目的そのものが違います。
転職エージェントの面談が1回だけでもおかしくない?
1回だけだから問題がある、というわけでもありません。
初回面談後はメールやチャット、電話を中心に進め、必要なときだけ追加面談を行う支援スタイルも考えられます。
反対に、求人紹介、書類添削、面接対策、選考整理を一つずつ面談形式で行えば、回数は増えます。
したがって、利用者側が見るべきなのは「何回面談したか」よりも、必要なときに必要な支援を受けられているかです。
初回だけでも十分に求人が整理され、質問にも対応してもらえているなら、それだけで悪いサービスとは判断できません。
転職エージェントとの面談頻度が多いのはなぜ?
面談頻度が増えたからといって、「転職が難しそうだから何度も呼ばれている」とは限りません。
むしろ選考が進んだ結果、確認する項目が増えたことで接点が多くなることがあります。
求人紹介前なら希望条件を確認するだけで済みますが、応募後は企業ごとの面接対策が必要になります。
さらに複数社の選考が同時進行すれば、日程調整や志望順位、内定時期まで考えなければなりません。
「#就職しよう」でも、初回以降の面談について、転職状況や気持ちの変化を確認するためのフォローや、選考過程・内定後の情報共有が理由として挙げられています。
つまり、面談が増える理由は「あなたに問題があるから」ではなく、転職活動のフェーズが変わったからというケースもあるのです。
複数社へ応募すると進捗管理が必要になる
マイナビ転職が2026年1月9日に更新した記事では、株式会社マイナビの「転職活動実態調査(2025年)」をもとに転職活動の実態を紹介しています。
調査対象は、正社員として働く20〜50代の男女のうち、2024年7月〜2025年6月に転職活動を行い、実際に転職した500人です。
調査期間は2025年7月10日〜15日でした。
同調査では、次の結果が示されています。
- 応募または紹介された求人:平均13.6件
- 書類選考通過:平均5.1件
- 内定獲得:平均2.3件
- 書類選考通過率:37.3%
- 応募・紹介件数に対する内定獲得率:17.0%
ここで重要なのは、「平均13.6社応募すれば誰でも2.3社から内定が出る」という意味ではないことです。
年代や職種でも結果は異なりますし、転職した500人を対象とした調査なので、これから活動するすべての人に同じ比率が当てはまるわけではありません。
ただ、複数の求人を並行して検討する人がいることは読み取れます。
A社は書類選考、B社は一次面接、C社は最終面接、D社は応募するか検討中――。
このように活動が進むほど管理項目は増えていきます。
だからこそ2回目以降の面談では、単なる求人紹介よりも、「何を受けるか」から「どう選考を進めるか」へ役割が変わるのです。
私は、この変化を知らないまま転職活動を始めると「急に担当者からの連絡が増えた」「たくさん応募するよう言われて焦る」と感じやすいと思っています。
選考が重なったときほど、応募数を増やすだけではなく、現在地を整理することが大切です。

内定後にもエージェントとの相談が発生することがある
転職エージェントの支援は、面接が終わった時点で必ず終了するわけではありません。
JAC Recruitmentの転職エージェント解説でも、登録後にコンサルタントとの面談を行い、求人応募、書類作成の支援、面接へ進む流れが説明されています。
サービスによっては、内定後に入社日や条件確認、退職に向けた相談を行う場合もあります。
そのため、選考後半で担当者との連絡が増えても、それだけで悪い兆候と考える必要はありません。
むしろ「内定が出たら終わり」ではなく、承諾前に条件を整理する時間として使うことが大切です。
特に複数社の選考が進んでいる場合は、「先に内定した会社へすぐ返事をしなければ」と焦りやすくなります。
だからこそ、選考スケジュールや志望順位を途中からでも共有し、判断できる状態を整えておくことが重要です。
面談頻度が多すぎると感じたらどうする?
面談の必要性は理解できても、在職中に頻繁な面談が続くと負担になることがあります。
その場合は、我慢してすべて受け続ける必要はありません。
「求人の感想はメッセージで共有したい」「面接対策が必要なときだけ面談したい」など、自分が活動を続けやすい方法を相談してみましょう。
私自身、転職活動では「仕事だけでも疲れているのに、転職活動まで完璧にこなさなければ」と追い込まれた経験があります。
でも、疲れ切って求人を比較できなくなってしまえば本末転倒です。
支援を受けることと、自分の時間を守ることは両立できます。
2回目の面談で転職エージェントをどう見極める?
2回目の面談は、あなたが一方的にチェックされる場ではありません。
担当者が初回の話を理解し、その情報を次の提案へ反映できているか確認する場でもあります。
私が特に見てほしいのは、次の3点です。
- 前回話した条件を把握しているか
- 紹介求人の理由を説明できるか
- あなたの意見を聞いた後に提案を修正できるか
たとえば初回面談で「全国転勤は避けたい」と明確に伝えたのに、何の説明もなく全国転勤前提の求人ばかり紹介されるなら、認識のずれを確認したほうがよいでしょう。
一方で、希望条件と一部違う求人だったとしても、「転勤の可能性はありますが、現在の経験を最も生かせる求人なので比較材料として紹介しました」と理由が説明されるなら話は変わります。
希望条件に完全一致する求人だけを紹介することが、必ずしも良い担当者の条件ではありません。
なぜその求人を紹介したのか、納得できる説明があるかが重要だと私は考えています。
「前回から何が更新されたか」を見る
私は2回目の面談では、「前回から情報が積み上がっているか」を見てほしいです。
初回で残業を気にしていたなら、2回目で具体的な働き方まで確認してくれる。
仕事内容を重視していたなら、似た求人の違いを説明してくれる。
面接に進んだなら、その会社向けの対策へ話が変わる。
こうした積み重ねがあれば、面談を重ねる意味があります。
反対に、毎回同じ経歴を聞かれ、前回伝えた希望も反映されず、似たような求人だけが送られてくるなら、一度進め方を確認してもよいでしょう。
「前回お伝えした条件は、今回の求人選定ではどのように反映されていますか」と聞いてみるのも一つの方法です。
質問に対する説明を聞くことで、単なる伝達漏れなのか、担当者なりの意図があるのかも分かりやすくなります。
面談が多くて負担なら頻度を相談していい
在職中の転職活動は想像以上に忙しいです。
仕事をしながら求人を読み、応募書類を直し、企業研究をして、面接日程を調整します。
そこへ毎週長時間の面談が入れば、疲れてしまう人もいるでしょう。
そんなときは、次のように相談して構いません。
- 「求人の確認はメッセージ中心にしたいです」
- 「面談は重要な選考前に絞りたいです」
- 「平日は時間が取りにくいので、短い電話相談にできますか」
転職エージェントを活用することと、担当者から提案されたすべての面談を同じ頻度で受け続けることは別です。
転職活動を続けられるペースを作ることも、立派な自己管理だと思います。
特に、面談が多すぎて求人を見る時間や企業研究の時間まで削られているなら、一度バランスを見直してみましょう。
応募を急かされる場合は理由を確認する
2回目の面談で「この求人は早く応募したほうがいいです」「まず応募してから考えましょう」と勧められることもあるかもしれません。
求人には募集状況の変化があるため、早めの判断が必要になるケース自体はあります。
ただし、迷っている条件があるなら、理由を聞かずに応募する必要はありません。
「なぜ今応募したほうがいいのですか」「私の希望条件のどこに合っている求人ですか」と確認してみましょう。
私は、良い支援とは単純に応募数を増やすことではなく、本人が応募理由を理解した状態で選考へ進めることだと考えています。
応募する会社が増えるほど、その後の企業研究や面接準備にも時間がかかります。
「紹介されたから応募する」ではなく、「自分がこの会社を受けたい理由があるか」を一度確認してください。
転職エージェントの2回目面談をどう活用する?私の考察
ここからは、転職支援に関わる立場と、私自身が転職活動で苦戦した経験を踏まえた私見です。
私は、2回目の面談の本当の価値は、求人を紹介してもらうこと以上に、「理想」と「実際の求人市場」の差を確認できることにあると考えています。
転職を始める前なら、希望はいくらでも出せます。
- 年収は上げたい
- 残業は減らしたい
- 人間関係の良い職場がいい
- 仕事内容も面白いほうがいい
- できればリモートワークもしたい
もちろん、希望を持つこと自体は悪くありません。
でも実際の求人を見ると、「年収は高いけれど転勤あり」「休日は増えるけれど給与は現状維持」「仕事内容は魅力的だけれど通勤時間が長い」など、複数条件の組み合わせで判断する場面が出てきます。
そこで初めて、自分にとっての優先順位が見えてきます。
私は、このときに出てくる「思っていたより年収より休日が大事だった」「仕事内容を変えたいと思っていたけれど、実は会社の働き方を変えたかっただけかもしれない」という気づきこそ、2回目で担当者へ伝える価値がある情報だと思っています。
2回目は「条件を下げる場」ではなく「判断基準を作る場」
転職エージェントから現実的な求人を提示されると、「条件を妥協させられているのでは」と不安になることもあるかもしれません。
もちろん、自分が大切にしている条件を無理に下げる必要はありません。
一方で、求人を比較した結果として自分から優先順位を変えることは、妥協とは違います。
たとえば「年収500万円以上」が当初の条件でも、「年収480万円でも年間休日が20日増えて残業も減るなら、そのほうが自分には合っている」と気づくことがあります。
これは条件を諦めたのではなく、自分にとって何が重要か分かってきたということです。
ここを言葉にできると、その後の求人選びはかなり楽になります。
反対に、「やっぱり年収500万円未満では転職する意味がない」と分かったのであれば、それも立派な収穫です。
2回目面談の目的は、必ず条件を緩めることではありません。
自分が譲れる部分と、譲ってはいけない部分を区別することにあります。
面談回数より「面談後に何が変わったか」で評価する
私は、転職エージェントを評価するときに「何回面談したか」より「面談後に何が変化したか」を見ることをおすすめします。
たとえば面談後に、次のような変化があったか確認してみてください。
- 希望条件が整理された
- 応募する求人が絞れた
- 面接で話す内容が具体化した
- 選考スケジュールが見えるようになった
- 不安だった条件を確認できた
こうした変化が一つでもあるなら、その面談には意味があります。
逆に何度話しても毎回同じ状態へ戻るのであれば、担当者との相性やサービスの使い方を見直してもいいでしょう。
この「回数ではなく、情報の更新量を見る」という視点は、転職エージェント選びでも意外と重要です。
面談が少ないサービスが効率的とも限りませんし、多いサービスが手厚いとも限りません。
あなたの判断材料が増えているかどうかを基準にしてください。
私は、ここが「面談回数は何回が普通なのか」という疑問への、数字以上に大切な答えだと思っています。
2回目は「担当者を選ぶ場」でもある
初回面談は、求職者側も緊張しています。
「ちゃんとしたことを言わないと」「希望条件を決めないと」と思い、本音を十分に話せない人もいます。
でも2回目になると、担当者がどんな求人を選び、前回の話をどう理解したのかが見えます。
だからこそ、私は2回目を「あなたが担当者を見る時間」にもしてほしいです。
紹介された立場だからといって、すべての提案を受け入れる必要はありません。
- 「なぜこの求人を紹介してくれたんですか?」
- 「この条件だと、私が希望する働き方と少し違う気がします」
- 「もう少し仕事内容を優先した求人も見たいです」
こう質問して構いません。
私自身、転職活動中は「紹介してもらっているのだから断りにくい」と感じることがありました。
でも転職先で働くのは担当者ではなく、自分です。
最終的に応募するか、内定を承諾するかを決めるのも自分です。
エージェントを頼りながらも、判断そのものは手放さない。
それが、転職エージェントを上手に使ううえで一番大切なことだと私は考えています。
2回目面談で本音を言えないと求人のズレが残りやすい
もう一つ、私が大切だと感じるのが「遠慮しすぎないこと」です。
初回面談では、担当者から求人を紹介してもらう立場だと思うと、「せっかく紹介してくれたのに否定したら失礼かな」と感じる人がいます。
でも、合わない理由を言わずに「検討します」とだけ返していると、担当者は同じ方向性の求人を提案し続ける可能性があります。
これは求職者にも担当者にも、あまり良い状態ではありません。
「年収は希望に合っていますが、今回の転職では休日を優先したいです」のように、良かった点と合わなかった点を分けて伝えると、必要以上に否定的にならず本音を共有できます。
2回目面談では、求人そのものを評価するだけでなく、自分の判断基準を担当者へ学習してもらう。
私は、この視点を持つと転職エージェントとのやり取りがかなり変わると考えています。
まとめ|2回目の面談では求人を見た後の本音を伝えよう
転職エージェントとの2回目の面談では、紹介求人への感想、初回から変わった希望条件、応募状況、転職時期、面接対策などを話すケースがあります。
面談回数に全サービス共通の決まりはありません。
「#就職しよう」では2〜3回程度が多いと説明されていますが、この情報は2022年11月7日公開の記事によるもので、2026年の最新統計ではありません。
一方、平均6回や10回以上の面談を特徴として掲げる転職支援サービスもあり、支援スタイルによって回数にはかなり差があります。
また、dodaの「平均2.2回」は転職エージェントとの面談ではなく、応募先企業が実施する採用面接の回数です。
似た数字が検索結果に出てくるため、混同しないようにしましょう。
そして2回目で一番大切なのは、初回と同じ答えを繰り返すことではありません。
求人を見た結果、何が魅力的で、何が嫌で、何を優先したくなったのかを伝えることです。
「年収より休日を重視したいと気づいた」
「仕事内容より勤務地を優先したい」
「思っていたより今の経験を生かせる仕事がいい」
そんな変化があって構いません。
転職活動は、最初から完璧な答えを持って進めるものではありません。
求人を見て、人と話して、選考を受ける中で、自分の希望を少しずつ言葉にしていくものです。
そして面談の回数そのものに振り回される必要もありません。
2回でも5回でも、面談後に判断材料が増え、次に何をすればいいか分かるようになっているなら意味があります。
反対に、何度面談しても同じ質問を繰り返されるだけなら、頻度や担当者との進め方を相談して構いません。
2回目の面談を、担当者に評価される時間ではなく、あなた自身の転職軸を一段具体的にする時間として使ってみてください。
よくある質問
転職エージェントとの面談は何回が一般的ですか?
全サービス共通の決まりはありません。
「#就職しよう」の2022年11月7日公開記事では初回を含め2〜3回程度が多いと説明されていますが、平均6回、10回以上など複数回の面談を特徴とするサービスもあります。
回数そのものより、各面談に目的があるかを確認しましょう。
求人整理、面接対策、条件確認など、面談ごとに内容が前へ進んでいるのであれば、3回以上でも不自然とは限りません。
転職エージェントとの2回目の面談では同じことを聞かれますか?
初回で話した経歴や希望条件を確認されることはありますが、中心になるのは紹介求人への感想や希望条件の変化、応募状況、面接対策などです。
初回と考えが変わっていても問題ありません。
「求人を見た結果、年収より働き方を優先したくなった」など、変わった理由と一緒に伝えることで、その後の求人提案を修正しやすくなります。
転職エージェントとの面談頻度が多いのは悪いことですか?
面談が多いだけでは、良いとも悪いとも判断できません。
選考が進み、企業別の面接対策やスケジュール調整、内定後の条件確認が必要になった結果、相談回数が増えることもあります。
一方、何度面談しても同じ質問をされる、希望が求人へ反映されないなど前進を感じられない場合は、面談の目的や頻度を担当者と相談してみましょう。
面談回数ではなく、面談後に自分の判断材料が増えているかを見ることが大切です。


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