転職エージェントの面談がめんどくさい・したくない時の断り方と必要性

仕事帰りにスマートフォンを見ながら転職エージェントとの面談を受けるか迷う会社員 転職活動

転職エージェントの面談は転職そのものに必須ではなく、断る・短時間を相談する・Webや電話に変える方法があります。

こんにちは!転職アドバイザーの夏目結衣です。毎日遅くまでの残業や、しんどい人間関係…本当にお疲れ様です。私もかつて「このままでいいのかな」と悩みながら、限界まで無理をして働いていた時期があるので、そのモヤモヤ痛いほどわかります。このブログでは、キレイごと抜きのリアルな葛藤や、エージェント業界のぶっちゃけ話も交えながら、あなたが自分らしい働き方を見つけるためのヒントを親身にお届けしますね!

「転職したい気持ちはある。でも、転職エージェントに登録したら面談しなきゃいけないのがめんどくさい」「仕事で疲れているのに、知らない人と60分も話したくない」。そんな状態でも、転職を諦める必要はありません。

転職エージェントの面談がめんどくさい・したくない時はどう考える?

転職エージェントの面談がめんどくさい・したくない時の断り方と必要性 の内容に合う挿絵(追加1枚目)
※画像はAIによるイメージ

結論からいうと、「面談がめんどくさいから転職活動ができない」と考える必要はありません。

2026年9月時点で主要な転職エージェント各社の公式案内を確認すると、転職そのものにエージェント面談が必須なわけではありません。一方、個別の求人提案やキャリア相談、書類添削などを受ける場合は、面談で経歴や希望を共有する意味が大きくなります。

まず押さえておきたいポイントは次の3つです。

  • 転職エージェントを使わず、自分で求人を探して転職することはできる
  • エージェントのサービス・求人紹介を断ることはできる
  • 対面が負担なら、Web面談や電話面談に対応するサービスもある

つまり、「登録した以上、面談を受けるしかない」と思い込む必要はありません。

大切なのは、面談をする・しないを感情だけで決めるのではなく、自分が欲しい支援と負担を比べて決めることです。

では、各社は実際にどのような案内をしているのでしょうか。

公式情報 確認できる内容 面談が負担な人にとっての意味
JAC Recruitment「転職エージェントとの面談は何を話す?面談までの流れや聞かれること・注意点を解説」(2026年6月30日最終更新) 初回面談は60〜90分程度が目安。Web会議が一般的で、電話対応できる場合もある 面談には一定の時間が必要だが、必ず対面というわけではない
JAC Recruitment「【例文付き】転職エージェントの断り方・丁寧に求人紹介やサービスを断るコツ」(2026年4月22日最終更新) エージェントのサービスや求人紹介を断ることができる 登録したからといって利用を続ける義務があるわけではない
JAC Recruitment「転職エージェントとの面談はWeb面談でも問題ない?」(2026年8月25日最終更新) Web・電話面談でも転職支援を受けられると案内 移動時間を減らしたい人は形式変更を相談できる
リクルートエージェント「転職エージェントは、登録だけの利用でもよいのでしょうか?」 転職するか決めていない段階でも登録でき、求人情報の閲覧や紹介を受けることが可能 「転職すると決めてからでないと登録できない」というわけではない
マイナビエージェント「転職エージェントが急かすのはなぜ?対策方法と転職エージェントの選び方」(2024年7月17日更新) 急かされた場合は理由を確認し、主体的に判断することが重要と案内 担当者に言われた通り応募・入社を決める必要はない

JAC Recruitmentは2026年6月30日最終更新の記事で、初回面談の目安を60〜90分程度としています。また、オンラインではWeb会議が一般的で、電話で対応できる場合もあると説明しています。

さらに2026年8月25日最終更新の記事では、Web・電話面談でも転職支援を受けられると案内されています。

仕事をしながら転職活動をする人にとって、60〜90分は決して短い時間ではありません。

残業して帰宅した後や、ようやく休める休日に予定を入れなければならないと考えれば、「めんどくさい」「面談したくない」と感じるのは不思議ではないでしょう。

特に今の職場で疲れ切っている人ほど、転職活動に使える気力そのものが少なくなっています。

私も以前、仕事で消耗していた時期は「転職したいのに、転職のための行動までしんどい」という状態になりました。

求人サイトを開くだけで疲れる。職務経歴書を直そうとしても集中できない。面談予約の連絡を見ると「また予定が一つ増えるのか」と感じてしまう。

だから私は、面談を面倒に感じることと、転職意欲の高さは別問題だと考えています。

むしろ「今の会社を辞めたいほど疲れているからこそ、転職活動に回すエネルギーが残っていない」という人もいます。

重要なのは、「面談が嫌だから転職を諦める」のではなく、面談によって得られるものと、自分が払う時間・労力を比べることです。

ここを分けて考えられると、「面談を受けないといけない」という重圧から少し離れられます。


転職エージェントの面談はいらない?面談なしでできること・できないこと

転職そのものをするだけなら、転職エージェントの面談は必須ではありません。

求人サイト、企業の採用ページ、ハローワークなどを使えば、エージェントを介さず自分で応募することができます。

ただし、「転職に面談は不要」と「エージェントのすべての支援を面談なしで受けられる」は同じ意味ではありません。

ここは誤解しやすいので、はっきり分けて考えましょう。

リクルートエージェントの公式FAQ「転職エージェントは、登録だけの利用でもよいのでしょうか?」では、まだ転職するか迷っている段階でも登録でき、求人情報を閲覧したり紹介を受けたりすることが可能と案内されています。

また、リクルートエージェントの登録者向けPersonal Desktopには求人検索機能があり、求人を検索する仕組みも用意されています。

一方で、これを「どの転職エージェントでも、面談を完全に断ったまますべての求人紹介・添削・選考支援を受けられる」と読み替えることはできません。

サービスごとに登録後の流れや、面談前後で利用できる機能が異なるためです。

個別の求人提案をしてもらうには、担当者があなたの仕事内容や経験、希望条件を理解する必要があります。

たとえば「残業が少ない会社に転職したい」と一言伝えるだけでは、どの程度まで許容できるのか分かりません。

月10時間以内なのか。

繁忙期だけ月30時間なら許容できるのか。

残業が減るなら年収が多少下がってもよいのか。

通勤時間が長くなっても残業が少ないほうを優先するのか。

こうした条件まで整理できると、求人の選び方は大きく変わります。

書類添削でも同じです。

「Excelを使っていました」という情報だけでは弱くても、実際には売上集計、予実管理、営業資料作成、数値分析まで担当していたのであれば、職務経歴書で見せるべき内容は変わります。

転職エージェントとの面談には、こうした本人にとって当たり前になっている経験を掘り起こす役割があります。

JAC Recruitmentも、2026年6月30日最終更新の記事で、面談を単なる求人紹介の場ではなく、経験を棚卸しし、希望条件や次の選択肢を整理する場として説明しています。

そのため、面談を断るときは「面談を断ることで何を失う可能性があるか」まで確認しておくのがおすすめです。

たとえば、個別求人の紹介、非公開求人を含む提案、職務経歴書の添削、企業ごとの面接対策などが面談後の支援に含まれているサービスでは、面談をしないことで受けられる支援が限定される可能性があります。

ここはサービスによって異なるため、利用する転職エージェントの最新案内を確認してください。

面談をしないこと自体が問題なのではなく、自分が欲しい支援を受けるために面談が必要かどうかを確認することが大切なのです。

「求人情報を眺めたいだけ」なら、必ずしも長いキャリア相談が必要とは限りません。

反対に、「何が向いているか分からない」「応募先を絞れない」「職務経歴書がこれでいいのか不安」という状態なら、一度誰かに整理してもらうことで結果的に作業量が減ることもあります。

私はここを、面談の必要性ではなく、面談の目的があるかどうかで考えるのがおすすめだと思っています。

目的がない60分は長く感じますが、「希望条件を3つ決める」「職務経歴書の直す場所を決める」と目的が決まっていれば、同じ60分でも意味が変わるからです。

※画像はAIによるイメージ

転職エージェントの面談をしたくない時は?断る・短くする4つの対処法

面談が負担なら、「受ける」「完全に断る」の二択にする必要はありません。

転職支援の立場から見ると、負担の原因を分解して、その部分だけ軽くするほうが現実的です。

「面談そのものが嫌」なのか、「移動が嫌」なのか、「長時間が嫌」なのか、「知らない人に話すことが嫌」なのかで対処方法は変わります。

1.今は面談を希望しないと伝える

現時点で転職意欲が低い、仕事が忙しい、まず自分で求人を見たいという場合は、そのまま伝えて構いません。

JAC Recruitmentの「【例文付き】転職エージェントの断り方・丁寧に求人紹介やサービスを断るコツ」は、2026年4月22日時点で、エージェントのサービスや紹介求人を断ることができると案内しています。

たとえば、

「現在は情報収集を中心に進めたいため、面談は希望していません」

「仕事の都合で時間が取れないため、面談はいったん見送らせてください」

「転職時期が決まっていないため、具体的になった段階で改めて相談したいです」

といった伝え方で十分です。

無断で連絡を放置するより、自分の現在地を一度伝えたほうが、その後のやり取りを整理しやすくなります。

特に「登録したのだから断ったら失礼かな」と気にしてしまう人は多いのですが、転職する時期や利用するサービスを決めるのは求職者側です。

今すぐ必要ではないなら、必要になった時点で相談するという選択でも構いません。

2.対面ではなくWeb面談を相談する

面談内容ではなく、移動が負担になっているならWeb面談に変えられないか聞いてみましょう。

JAC Recruitmentは2026年8月25日最終更新の記事で、Web・電話面談でも転職支援を受けられるとしています。

対面面談のために往復1時間かかるなら、Webに変えるだけでも転職活動全体の負担は小さくなります。

在職中の人にとって、この「移動時間を消す」という工夫は意外と大きいです。

たとえば平日の仕事後に対面面談を入れる場合、「会社を出る→面談場所へ移動する→面談する→自宅へ帰る」となれば、面談時間以外の拘束も増えます。

Web面談であれば、少なくともその移動部分を減らせる可能性があります。

「面談が嫌だと思っていたけれど、実は移動が嫌だった」というケースなら、形式を変えるだけでかなり楽になるでしょう。

3.電話対応が可能か確認する

「仕事の後にカメラをつけてWeb面談すること自体がしんどい」という人もいると思います。

その場合は、電話で対応できないか確認する選択肢があります。

ただし、すべての転職エージェント、すべての担当者が電話面談に対応するとは限りません。

「Webまたは電話での相談は可能でしょうか」と、利用サービスへ確認するのが確実です。

顔を映すことや部屋を整えることが心理的なハードルになっている人にとっては、電話に変わるだけでも負担感が下がることがあります。

「面談が嫌」という言葉の中には、実際にはこうした小さな負担がいくつも重なっていることがあります。

4.短時間で相談できないか聞く

まとまった時間を確保することが難しい場合は、最初に時間の制約を伝えましょう。

たとえば、

「仕事の都合で長時間が難しいため、30分程度で相談することは可能でしょうか」

「今日は転職理由と希望条件の整理だけ相談したいです」

と相談する方法があります。

JAC Recruitmentが示す60〜90分は初回面談の目安であり、どのサービスでも短縮可能だと保証されているわけではありません。

だからこそ、「短くできるはず」と決めつけるのではなく、事前に相談することが大切です。

時間だけでなく、「今日何を相談したいか」を先に一つ決めるのもおすすめです。

たとえば「職務経歴書を全部見てほしい」ではなく、「職務要約の書き方だけ確認したい」と範囲を絞るだけでも、面談への心理的なハードルは下げやすくなります。

この4つを見ても分かる通り、面談が面倒だからといって、いきなり転職エージェントを退会する必要はありません。

何が面倒なのかを特定すると、対処法はかなり具体的になります。

移動が嫌ならWeb。

カメラが嫌なら電話を相談。

長時間が嫌なら時間を相談。

今は人と話したくないなら見送る。

このように考えるほうが、自分のペースを守りながら必要な支援だけ使いやすくなります。

「面談を断るかどうか」を決める前に、まず「自分は面談の何が嫌なのか」を1分だけ考えてみてください。

その答えによっては、面談そのものをゼロにしなくても負担だけ減らせる可能性があります。


面談を受けたほうがいい人・断ってよい人は?時間対効果で判断する

私が転職相談でおすすめしている判断基準は、「面談が好きか嫌いか」ではなく、「面談に使った時間以上の手間を減らせるか」です。

これを私は、転職活動の「時間対効果」で考えています。

たとえば60分面談したとしても、その後に、

  • 自分で何十件も求人を比較する時間が減る
  • 職務経歴書で直すポイントが分かる
  • 転職理由と希望条件が整理される
  • 自分では候補に入れていなかった職種を知れる
  • 面接前に企業ごとの対策を相談できる

のであれば、その60分は結果的に転職活動全体を軽くする可能性があります。

反対に、応募したい会社がすでに決まっていて、書類も自分で作れ、企業との連絡や面接準備にも困っていないなら、面談の優先順位は低くてもよいでしょう。

私なら、次の3問で判断します。

「求人選びで迷っているか」

「書類・面接・条件整理のどこかで助けが必要か」

「一度話すことで、その後の作業時間が減りそうか」

2つ以上当てはまるなら、一度面談を利用する価値は比較的高いと考えます。

逆に、ほとんど当てはまらないなら、まず自分で転職活動を進め、必要になった段階でエージェントを使う方法でもよいでしょう。

特に面談をおすすめしたいのは、初めて転職する人です。

初めてだと、「今の会社が嫌」という感情はあっても、次の会社で何を変えたいのかまで言語化できていないことが少なくありません。

たとえば、

「上司と合わない」

という悩みも、そのままでは求人条件になりません。

しかし話を整理すると、

「相談できる上司がいる環境がいい」

「評価基準が明確な会社に行きたい」

「特定の人に業務が集中しない組織がいい」

という条件に変えられます。

私は転職支援をする中で、この「不満を次の会社の選択基準に変える作業」が面談の価値の一つだと感じています。

今の会社への不満を話して終わるのではなく、「だから次は何を確認するか」まで変換できれば、同じ不満を抱える会社を選んでしまうリスクを減らしやすくなるからです。

ここで、もう一つ意識してほしいことがあります。

面談を受けるかどうかは、転職意欲の強さで決めなくていいということです。

「絶対に3カ月以内に転職する」という人でも、自分で進められるなら面談を使わない選択があります。

反対に「まだ転職するか分からない」という人でも、今の不満を整理するために一度相談する使い方があります。

転職する意思が固まっているかどうかより、「今、自分一人では整理できないことがあるか」で判断したほうが、面談を有効に使いやすいでしょう。

初回面談では担当者の質も確認する

もう一つ、専門家として伝えておきたいのは、初回面談は求職者だけが見られる場ではないということです。

あなたが担当者を見極める時間でもあります。

私は、初回面談では次の点を確認するのがおすすめです。

  • 希望条件を聞くだけでなく「なぜその条件なのか」まで確認してくれるか
  • 求人をすすめる時に、あなたの経験との共通点を説明できるか
  • 応募を急かす場合、その理由を具体的に説明してくれるか
  • 業界や仕事内容への質問に、分からないことを曖昧にせず答えてくれるか
  • あなたが話した「譲れない条件」を求人提案に反映しているか

求人を大量に送ってくれる担当者が、必ずしも良い担当者とは限りません。

「なぜこの求人なのか」を説明できる人のほうが、自分の転職軸を理解しているか判断しやすいと私は考えます。

また、応募を急かされたからといって、それだけで悪い担当者とも限りません。

マイナビエージェントは、人気求人で採用枠が早く埋まる可能性など、担当者が応募を急がせる理由はいくつかあると説明しています。そのうえで、急かされた場合は理由を確認し、求職者自身が主体的に判断することが重要としています。

だから私は、「急かされたか」よりも、「なぜ急ぐ必要があるのか説明されたか」を見るほうが大切だと考えています。

説明を聞いて納得できれば早く動く。

納得できなければ考える。

この判断権は、最後まであなた自身にあります。

さらに、初回面談の段階で「何となく話しにくい」「こちらの話を聞かず求人紹介ばかり進められる」と感じた場合も、その違和感を無視する必要はありません。

担当者との相性は、求人そのものとは別の問題です。

一人の担当者と合わなかったからといって、「転職エージェントそのものが自分には合わない」と結論づけなくても大丈夫です。

担当変更や別サービスの利用など、選択肢を分けて考えてみましょう。

※画像はAIによるイメージ

転職エージェントの面談準備は4つだけ|「不満」を転職条件に変えよう

面談を受けると決めても、完璧な自己分析や志望動機を準備する必要はありません。

面談準備が大変になりすぎると、「面談のための準備」で疲れてしまい、本末転倒です。

最低限、スマートフォンのメモに次の4つを書いておけば十分スタートできます。

  • 今の仕事で一番つらいこと
  • 次の会社で変えたいこと
  • 絶対に避けたい条件
  • いつ頃までに転職したいか

たとえば「残業がつらい」だけでも構いません。

面談では、そこから具体化していきます。

何時までなら働けるのか。

繁忙期だけなら残業できるのか。

給与と残業時間ならどちらを優先するのか。

在宅勤務の有無はどの程度重要なのか。

こうした質問に答えていくことで、「残業が嫌」という不満が求人選びに使える条件へ変わっていきます。

人間関係も同じです。

「上司が嫌だった」と感じていても、それを無理にきれいな転職理由へ言い換える必要はありません。

何が嫌だったのかを分解したほうが役に立ちます。

指示が毎回変わることがつらかったのか。

相談しても聞いてもらえなかったのか。

成果を出しても評価基準が分からなかったのか。

一人だけ仕事量が多かったのか。

原因によって、次の会社で確認すべきことは変わります。

「指示が曖昧だった」なら役割分担。

「評価されなかった」なら評価制度。

「仕事が集中した」なら人員体制や業務分担。

不満には、次の会社選びのヒントが隠れています。

これは私自身の転職活動でも痛感したことです。

以前の私は、「今の環境から離れたい」という気持ちばかり強く、次の職場で何を確認すれば同じ失敗を防げるのかまで考えられていませんでした。

だから今は、相談者の不満を無理に前向きな言葉へ変えるより、「その不満から、次の求人で確認すべき条件を1つ作る」ことを重視しています。

たとえば「人間関係がつらい」という不満を、そのまま「人間関係が良い会社」という曖昧な条件にしないことです。

人間関係の良し悪しは入社前に完全には判断できません。

そこで、「上司との1on1があるか」「評価面談の頻度はどうか」「チームの人数は何人か」「業務分担はどう決まるか」といった、確認しやすい情報に置き換えていきます。

私は、この変換こそが転職活動でかなり重要だと考えています。

「嫌だったこと」を消すのではなく、次の会社を選ぶための質問へ変えるのです。

職歴についても、立派に見せる必要はありません。

ただし、仕事内容やスキル、応募状況はできるだけ正確に伝えましょう。

「毎月Excelを使っています」だけではなく、

「売上を集計している」

「前年同月比を確認している」

「営業会議用の資料を作っている」

まで話せれば、担当者も経験を具体的に理解できます。

さらに可能であれば、「何のためにその作業をしているのか」まで伝えてみてください。

単なる入力作業なのか、数値を分析して上司へ改善案を伝えているのかでは、経験の見え方が変わります。

自分では「大したことをしていない」と思っていても、担当者と話すことで、別の職種でも使えるスキルが見つかることがあります。

逆に分からないことは、「まだ分かりません」で構いません。

転職時期が未定なら未定。

希望年収が決まっていないなら決まっていない。

希望職種が絞れていないなら、それもそのまま伝えて大丈夫です。

初回面談は、完成したキャリアプランを発表する面接ではありません。

まだ決まっていない部分を整理するために使うことも、面談の使い方の一つです。

面談がめんどくさい人ほど、準備を完璧にしようとしないでください。

「この4項目だけメモしたら予約する」と決めたほうが、転職活動そのものを止めにくくなります。


考察|面談がめんどくさい人ほど「使う・使わない」ではなく支援を分解すると楽になる

ここからは私の考えです。

転職エージェントについて調べると、「使うべき」「使わないほうがいい」という正反対の意見が出てきます。

でも、私はこの二択自体が少し大ざっぱだと感じています。

転職活動には、求人検索、企業研究、書類作成、応募、面接日程調整、面接対策、条件確認など、いくつもの作業があります。

そして、人によって苦手な作業は違います。

求人を探すのは苦痛だけれど、人と話すのは平気な人もいます。

逆に、自分で求人を探すのは好きでも、知らない担当者と60分話すことに強い負担を感じる人もいます。

だから私は、転職エージェントというサービス全体を使うかどうかではなく、「どの作業を助けてもらえば自分が楽になるか」で考えるのが合理的だと思っています。

求人選びに迷うなら、面談で相談する。

書類が不安なら、添削を活用する。

面接前だけ相談したいなら、対応可能な範囲を確認する。

自分で全部できるなら、求人サイトや企業への直接応募を中心にする。

この考え方なら、「エージェントを使い始めたから最後まで全部任せなければ」と思う必要がなくなります。

JAC Recruitmentも、サービスや求人紹介を断ることができると案内しています。

また、担当者と合わない場合についても、JAC Recruitmentは2026年4月22日最終更新の記事で、希望を再度伝える、担当変更を申し出る、別の転職エージェントを利用するといった対処法を案内しています。

私は、ここが初めて転職する人にとって重要なポイントだと考えています。

転職エージェントに登録すると、担当者のほうが転職について詳しいため、つい「言われた通りに進めなければ」と感じてしまうことがあります。

でも、キャリアアドバイザーは判断材料を増やす存在であって、あなたの代わりに人生を決める存在ではありません。

求人をすすめられても、応募しない選択があります。

面談を設定されても、今は難しいと伝える選択があります。

急いで判断してほしいと言われたら、理由を確認できます。

担当者と合わないなら、別の方法を選べます。

この「選択肢がある」と知っているだけでも、転職活動の心理的な負担はかなり変わると私は思います。

そして、面談を受けるかどうかの最終的な基準はシンプルです。

その面談によって、自分一人で抱える作業や迷いが減るかどうか。

60分使って、その後の求人探しや書類作成に何時間も迷わなくなるなら、面談する意味があります。

逆に、目的もなく面談し、希望と関係のない求人紹介を受けるだけなら、その時間は有効とは言いにくいでしょう。

ここで私がもう一つ提案したいのが、「転職活動の疲れ」を作業ごとに切り分ける考え方です。

面談がめんどくさい時、実際には転職活動全体に疲れていることがあります。

求人検索に疲れている。

職務経歴書に疲れている。

会社の人間関係に疲れている。

仕事後に予定を入れることに疲れている。

こうした疲れを全部ひとまとめにして「転職活動がめんどくさい」と考えると、何から軽くすればいいのか分からなくなります。

反対に、「今、一番嫌なのは求人を何十件も見ること」と分かれば、求人選びだけ相談するという発想ができます。

「知らない人と長く話すことが一番しんどい」と分かれば、まず求人サイトだけで進める選択もできます。

これは、転職エージェントを使うかどうか以上に大切な整理だと私は考えています。

今の職場で消耗している人ほど、転職活動を「もう一つの仕事」にしないほうがいいからです。

全部を一気に片づけるのではなく、いま一番重い作業を一つだけ軽くする。

その手段として面談が役立つなら使う。

役立たないなら使わない。

そのくらいの距離感で大丈夫です。

「転職エージェントを使うべきか」ではなく、

「この面談で、私は何を1つ楽にしたいのか」

面談前にこの質問だけ決めておくと、転職エージェントとの付き合い方はかなり整理しやすくなります。


まとめ|転職エージェントの面談がしたくないなら負担だけ減らせばいい

転職エージェントとの面談は、転職そのものに必須ではありません。

自分で求人を探して応募する方法もありますし、転職するか決めていない段階から情報収集できるサービスもあります。

一方、自分に合う求人を提案してほしい人、初めて転職する人、希望条件が整理できていない人、書類や面接について相談したい人には、面談がその後の作業を減らしてくれる可能性があります。

面談がめんどくさいと感じたら、まず原因を確認してみてください。

対面移動が嫌ならWeb面談を相談する。

カメラが負担なら電話対応が可能か確認する。

長時間が難しいなら短時間で相談できるか聞く。

今は話したくないなら面談を見送る。

そして、面談を受ける場合も、担当者にすべてを任せる必要はありません。

「求人をすすめる理由を説明してくれるか」「自分の希望を理解しているか」「急かす理由が具体的か」を見ながら、あなた自身も担当者を確認してください。

転職活動の目的は、エージェントとの面談を上手にこなすことではありません。

今より納得できる働き方を見つけることです。

仕事だけでも疲れている時期なら、転職活動まで全部完璧に進めようとしなくて大丈夫です。

必要な支援だけ選び、自分が続けられる方法で一つずつ進めていきましょう。


よくある質問

転職エージェントの面談はいらないですか?

転職そのものに面談は必須ではありません。

求人サイトや企業の採用ページなどから自分で求人を探し、応募する方法もあります。

ただし、個別求人の提案、キャリア相談、職務経歴書の添削、企業ごとの面接対策などを希望する場合は、面談で経歴や希望条件を共有するメリットがあります。

「転職に面談は不要」と「面談なしですべてのエージェントサービスを使える」は別なので、利用するサービスの案内を確認しましょう。

転職エージェントに登録した後でも面談を断れますか?

面談やサービスの利用を見送りたい場合は、その意思を担当者へ伝えましょう。

JAC Recruitmentも、エージェントのサービスや求人紹介を断る場合の連絡方法を公式に案内しています。

無断で放置するより、「現在は情報収集を優先したいため面談を見送ります」など、現在の状況を簡潔に伝えるほうがやり取りを整理しやすくなります。

登録したからといって、必ずそのまま転職活動を進めなければならないわけではありません。

転職時期が決まった段階で改めて相談する方法もあります。

面談したくないけれど転職相談は受けたい場合、どうすればいいですか?

対面が負担なら、Web面談や電話面談に対応していないか確認してみましょう。

JAC RecruitmentはWeb・電話面談でも転職支援を受けられると案内しています。

長時間の面談だけが負担なら、「30分程度で相談可能か」「今回は希望条件の整理だけ相談したい」と事前に伝える方法もあります。

対応できる形式や時間はサービスによって異なるため、利用する転職エージェントへ確認してください。

また、「求人選びだけ」「職務経歴書だけ」のように相談したい内容を絞ると、面談への負担感を下げやすくなります。

夏目結衣

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